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『魔王 JUVENILE REMIX 10』 感想

2009.08.20 *Thu
魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス)魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス)
(2009/08/18)
伊坂 幸太郎大須賀 めぐみ

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 「賭けてもいいよ。」





 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!



 まさかの表紙兄貴に全米が大絶叫だ!




 というわけで、スーパー伊坂大戦魔王JRの堂々完結です。


 いやあ、しかし、最後の表紙に兄貴を持ってくるとは! いや、確かに順当っちゃ順当ですけどね! この作品の正ヒロインかつラスボスである兄貴ですから、そりゃあ適任ですけど! でも、ちょっとは詩織のことも思い出してあげてめぐみさん!

 もう完全に空気化している詩織がかわいそうでなりませんが、一応彼女、原作では二部の語り部ですよ……。



 まあ、そんな戯言はいいとして。
 本編の方。


 連載で読んでいたのでストーリーは分かっていましたが、しかしこうして単行本で読むとまた違った感慨があります。連載の時は、次の週が待ち遠しくて仕方がないような引きの連続でしたが、まとまって読むと、細かいところにある描写が目に入る。というか、潤也の服に書いてある英文がよくわかる。令嬢壊滅時の潤也の服には、多分「ここから退くことは考えない」。最後の演説妨害時は、「神があんたに何をしてくれた」でいいかな。今まで気づかなかったけど、もしかして他の巻もこういうことやってるのかな。(地味に憂午が出ていたのは知っていましたが)


 あと、真相知って読みなおすと、連載時にいろいろ考えていたのが思い出されて面白かったです。犬養狙撃のときの地震はなんだったのか、という話で、ぶっちゃけマジで押し屋が『押した』んじゃ……とかくそまじめに考えてた時が笑えます。
 それに、二度目でもやっぱり、『俺は全然平気だよ』には笑ってしまう……。ぶっちゃけ全然笑うところじゃないんですけどね。異常性を表すという意味ではかなりうまい描写でしたが。
 そして、見なおせば見直すほど、兄貴ポスターが笑えるwww。この世界のどこに、自分の兄貴の盗撮写真を大量に持っていて、しかもそのうちの一枚をポスターサイズにまで広げるか! ブラコンってレベルじゃねぇぞ! そして、妻との結婚写真はいつか撮った写メと構図が同じという……。潤也さんぱないの!






 さて。さんざんネタを笑い明かした後には、本編の話を。

 と言っても、話としては最後は原作準拠。ただし、原作の潤也がやらなかった方法のひとつを提示、という形ですが。


 ぶっちゃけ、あの方法が『クラレッタのスカートを直す』という行為なのかというと、いろいろ意見が分かれることだろうと思います。ただ、潤也にとって、自分の立場をしっかりと主張する、という目的を果たしたという意味では、『クラレッタのスカートを直そうとした』ということになるのではないかと思います。
 要するに、洪水に流されない一本の木。兄は洪水を止めようとして失敗しましたが、潤也は止めようとせず、ただ自分だけはしっかりと立ち続ける。その状態から、自分のできることだけをして、それ以上のことは何もしない。別に世界なんて変えられないけど、代わりに自分は変わらない、という意思表示をしたんじゃないかと思います。

 犬養は、自分の言葉で世界の動きが変わることを分かっていながら、それにあらがえなかった。流す身でありながら、自らも流されていた。それを止められたことによって、潤也の魔王としての素質を見せ付けられた。
 ただ、ここで犬養が潤也に向けて放った言葉は、あくまで犬養は犬養だという証明なんだと思います。潤也は、自分から世界を変えようとはしない。けれど、犬養はその強大な力で、世界をどう変えていくかを考えた。そこが、やっぱり十年たって変ったように見えても犬養は犬養だなぁ、と思えました。


 そんな感じで、マンガとしての利点を生かして原作の主題を表していて、よかったなぁと思います。
 ただ、原作は原作でやっぱりいいものなので、どっちがいいとは言い切れません。だいたい、原作者も漫画家もどっちも相手のこと褒めまくっててすごいですからねー。こういう関係って、見ていてすごく楽しいです。






 さて。それでは最後に、カバー裏の話をして締めましょう。

 表の安藤兄弟のほほえましさは当然として、裏のオールスターズは最高です。
 まず、何よりも目に入るのは我らがカバー裏のヒロイン、マスター。一件普通に見えるけど、その視線を彼の顔からエプロンを沿って下に移してみなさい。そこには、最高のHENTAIが……ッ!
 そしてマスターの一物をじっと眺めているエロバチが最高です。ああ、くそエロいなエロバチ。はいてないから恥ずかしくないもん! なんだかんだで糞眼鏡が大好きな彼女が最高です。
 そして、下で安藤兄弟にリンチされている犬養首相! って、潤也の釘バットはまだいいとしよう。安藤よ、そんな笑顔でマンホール持たないで! いや、つーか殴らないで。そして犬養、何そんないい笑顔してんだよお前は!
 兄貴写真コレクションはもはや完全にネタだなおい。つーか耳かきしてんじゃねぇww! 週刊耳かき買ってんじゃないだろうな!? そんな僕は水道で水を飲んでいる安藤が最高に萌(ry
 札束で要をはたいているアンダーソンが地味に面白い。一番恨みを持っていた相手にこんなところで制裁が! 要よ、君は作中最初はかわいそうだったが、最後は同情できん。ぜひ地獄でアンダーソンの札束ビンタを百万回受けなさい。
 満知子さんに蹴られているジュニアの友達はなかなかシュールだけど、そんな中でもなおすがりつこうとしているスプーンおじさんが面白しぎだwww眼球えぐっちゃうぞ☆
 鯨の死ね死ねビームを浴びて耳ふさいじゃっている蝉がなんて萌へ。そしてそれを心配する岩西のツンデレっぷりがまた! 仲介を請け負っている桃がすげー迷惑そう。蝉と岩西のツンデレコンビは、次のマンガ版でも健在ですよね、めぐみさん!
 ジュニアにババパンめくられているひよ子さん、最後までいろいろかわいそうだったけど、「ブババッ!」だけはちゃんと覚えておいてあげるよ。そしてブリーフ派の辰美さん、いろいろお疲れ様。最後までおっぱいのことを考えている島さん、ぜひドロリっちとなって帰ってきて、乳神様の布教をよろしく! 押し屋と鯨はなんだかんだでいいコンビなんじゃないか? 健太郎と考次郎は今後もバカジャナイノーを大切に……。
 しかし、詩織よ。君はいったいどこを見ているんだい……



 以上です。
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西織

Author:西織
大学に入学を果たしたただの読書好き。

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年齢:19
誕生日:九月九日
血液型:A型
趣味:読書
夢:作家(前途多難)


主に好きな作家
・西尾維新(番外位)

・奈須きのこ
・辻村深月
・佐藤友哉
・竹宮ゆゆこ

上記の作家の全ての作品を愛しています。

主に好きな漫画家
・児玉樹
・荒井チェリー
・椿いづみ
・福本伸行

漫画の神
・手塚治虫


補足
西尾維新の傑作はきみぼくシリーズだと思って日々を生きています。あのよさをわからない人間が多くて残念に思う。(とくに四作目)
そんな僕は生粋の西尾信者なので、いくらでも語れますし、いくらでも語りつくしてやりますよ。


『空っぽの知識』の別館ですが、よろしくお願いします。
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