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『傾物語』 著/西尾維新

2010.12.27 *Mon
傾物語 (講談社BOX)傾物語 (講談社BOX)
(2010/12/25)
西尾 維新

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 「八九寺真宵さんだけど」






 おはラッキー♪ さあて、日々毎日のようにがんばって更新しているこのブログ。え?二カ月の空白? 何のことかなそれおいしいの? いつも本を読んで感想を記すのに余念がないわたくしがひと月以上更新停滞するわけがないじゃないですか~

 ―――――ごめん。


 さて。というわけで傾物語です。西尾維新が新刊出したら不死鳥のように舞い戻ります。というわけで、物語シリーズ第二シーズン第二話。八九寺真宵編。







 ここからはネタバレありよん♪















 大人八九寺さんマジ最ッ高おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!




 あ、ごめん。先に叫んじゃった。うん。ごめん。たぶん最初は不真面目な感想になる。


 いや、何といいますかね。本気で期待してたんですよ。話の流れ的に、これは絶対見れるだろうって。成長したお姉さんが見れるだろうって。ほんと期待してたんですよ。真宵お姉さん。うん。期待かなった。まったく別人じゃんとか言うかもしれないけど、いやいや、あのロリっ娘とお姉さんが同一人物だって思うだけで僕ァもう。ほら、ギャップ萌え? 娘の成長を見守るお父さん的な父性? なんかそういうもんだよ、言わせんな恥ずかしい。

 だってよー。実を言うと化物語の時点から、真宵が実は昔亡くなった幽霊だって分かってて、実際は阿良々木くんより年上だって分かってた段階で、「うわ超見てぇ大人八九寺さん超見てぇー!!」って思っていまして。うん、念願かなってよかった。登場シーン少ないけどよかった。

 しかし、それにも増して、生前真宵(ロリ)の人見知りっぽい感じがまた……。うん、別にやましい気持ちじゃないよ。条例で規制されるようなことは考えてないよ。そうじゃなくて、あー、やっぱ普通の幼女ってこういう感じだよなーって。真宵のあの慇懃無礼なしゃべり口も嫌いじゃないけど、やっぱああいうのって怪異として生きた十一年が積み重なって出来たものだし、普通の小さい女の子があんなしゃべり方するわけないし(ロリ羽川除く)。助けてもらってお礼を言えなくて、それを心の隅で気にして成長するとかマジいいじゃないですか。萌えるでしょ? え? 分からない? そう……。

 そんで、最後に戦いに出る阿良々木くんの理由もまたいいじゃないですか。たった一人の女の子のために、世界を救う。八九寺が生きていることがこんな世界を生んだなんて、認めないってところが、もう熱すぎっすよ。
 でも、このルートって、逆に言うと八九寺真宵って存在が阿良々木くんにとってどれだけ大きい存在だったかってのを証明するルートでもあるんですよね。確かに彼女との関係は、恋人とか家族とかそういうものと比べると些細なものですけれど、確かに影響を与えている。そして、そのちょっとした影響の差が、大きな局面での選択を誤らせた。バタフライ効果っていうのもそうでしょうけど、どちらかというと風が吹けば桶屋が儲かる的な感じだよな。八九寺生存がどこかでねじ曲がったわけじゃなくて、そのまったく関係ない筈の事象が、阿良々木くん死亡という事象につながり、結果としてキスショット復活となったわけだし。
 この場合、つばさキャットにて最後に忍に助けを求めたことが生存の鍵なわけだけど、その時の後押しとなるもので、ひたぎと神原と撫子じゃ足りなかったってことか。うわ、マジでギリギリのところでつばさキャットの展開は行われてたんだな……。とりあえずふと思い出したのはアニメ版でのそのシーンだけど、確かあの時回想はいって真宵の台詞があったりした気がしたけど、それが印象に残っているから何気に間違いでもない気はする。
 うん。運命なんてもんは、ほんと分からないものってことなんだろう。(とかなんとか言えば大抵の展開はごり押しできる)

 まあ、そんなわけで八九寺語りでしたが、このタイムリープで真宵助けることを忍野はたぶん許さないよなーとか読みながら思ってたんですが、でも忍野からの手紙を読んでちょっとその忍野に対する認識の浅はかさに反省しました。いや、忍野のバランサーって考え方は、別に悪いことをさせないてことじゃなくて、いいことも悪いことも全部ひっくるめたうえでなんだなーと。起きることを未然に防ぐことが正しいんじゃなくて、起きたことをちゃんと受け止めたうえで判断することを重点に置いているんじゃないかな。
 八九寺さんを救ったことは君だけの手柄だ。って、素直に褒めてくるところがなかなかジンときました。大局的に見たら真宵の生存が世界滅亡のきっかけのきっかけになったわけだけど、八九寺真宵という人間が生き残ったこと自体は、それとはまた別の問題なんだろう。あれだよね、原爆を防ぐためにアインシュタインを事前に殺すわけにはいかないもんね。まあ、そこまでではないにしても、キスショット暴走を止めるために真宵見殺しにして意味があるとは言えないし。
 とにかく、真宵を交通事故から救ったこと自体は、倫理観とかそういうのは置いておいて、感情的には間違ったことじゃないって言われたことで、安心できた気がする。ある意味このシリーズにおいて、忍野の言葉ってのは正解みたいなものだからなー。

 そして、最後。自分のルートに戻ったうえで、浮遊霊となった真宵の台詞でちゃんと彼女の話は〆たんだと思います。どちらがよかったというわけでもなく、生き残ろうが死のうが関係なく、人ってのはその生きたあるいは存在した上での経験で為されるわけです。そこにはいいこともあれば悪いこともあるわけで、あとがきで書いてあるようにトラウマこそが人格を形成しているということ。なんか、歴史とは人、って感じで刀語っぽい感じだけど。こっちはどちらかというと人とは歴史って感じだよな。




 次、忍の話。


 今回はもう、ぶっちゃけこれがしのぶタイムでもいいんじゃないかってレベルの登場率だったけど……ぶっちゃけ、忍に関して語るべきこと今作で全部語っちゃった気がするんだよなー。実際のところ、鬼物語はどうすんだろ。阿良々木くんに見つけてもらえなかったキスショットの末路は今回で提示したし、二人のきずなもこれ以上ないってくらい深まっちゃってるし。ってか、不思議だよな、これほどのつながり持ってても恋愛関係とかそういうのに発展していないってのが。家族愛的な者とも違うし、やっぱりツーマンセルでワンセットってわけなのか。まあ、ここから恋愛関係に発展するのはかなり違和感あるけど。ってかその辺の関係性の書きわけが上手いと思う。奴隷と主人で主人と奴隷で。もうどっちかというと一心同体の影と光だよな。

 今回特に彼女に関していうのは、やっぱり失敗した世界のキスショットが見れたってことかな。自分の心情を多くは語らない忍が、わずかながらも本音ぶっちゃけたわけですし。
 「儂はただ、お前さんに見つけて欲しかっただけじゃった」って、このセリフがあまりにも切なすぎます。正直言うと、つばさキャットで忍が家出した理由を僕はよくわかってなかったんですよね。気を引きたかったんだろう、くらいには思っていたんですが、感情としてはやっぱりもう少し上だったわけで。あの家出は、『これから』を生きていくために、まず阿良々木暦との関係をはっきりさせるうえでやっぱり必要だったんだなーと思いました。うん、そう考えると、見つけてもらえなかった、助けを求めてもらえなかった忍、もといキスショットはかなりつらかっただろうな……。
 まあ、でもその辺は、成功した忍が言った通り、忍自身の歩み寄りでも変えることができたものだとも言えますけどね。下らない嫉妬とキスショットは言ってますが、不器用な自分を少しでも見つめることが出来ていればなぁ。
 とりあえず、キスショットが最期に阿良々木くんに頭を撫でてくれというシーンで泣きかけました。やばい、あそこはくる。くそ、とんでもない卑怯な展開だな!! ってか第二シーズンは涙腺刺激シーズンか!



 うん。そんな感じ。

 あとは小ネタ的なものになるけど……。もう、執筆期間半端ないよな。いや、ハーゲンダッツのフォンダンショコラって十月四日発売だぜ……? まあ、そういう小ネタは後で挟むことができるとしても、それでもなー。あと、地味に猫白のネタとかも入れてるし。ってか、雑談多くてつまらないみたいな意見、気にしてたのか……。
 それはそうと、秘策士ネタはまさか毎回使うのか……? いや、実を言うと今さら気づいたんだけど、まよいもつばさもなでこもするがも全員三文字だから使えるんだよね。これは花物語が楽しみだな……。もしかしたら、冒頭で登場した扇ちゃんが登場するかもしれないし。んー、でも猫白の時系列中よりも後の方がしっくりくる可能性もあるけどなー。まあ、その辺はどうなることやら。
 それと、斧乃木ちゃんにくそ吹いた。『黙れ』ってww。もうあのシーンで何度笑い転げたことか。いや、そもそも偽下自体が黒歴史っぽくなってきているようにすら思うよ。確かにあの口癖だけ浮きすぎてたからなー。アレさえなければ偽下ももう少し……嫌いじゃないけどね!!(猫黒に比べればあんなもの……)




 そんなわけで、第二シーズン二話も面白かったです。うん、これなら緋色の英雄が延期されても……延期されても……


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CATEGRY : 西尾維新

COMMENT

大人版真宵はヤバかったです…。本当に…。
あそこは涙が止まらなかったです。心の中で「ありがとう。良かった」ってずっと言い続けてました。

確かにこうして見ると第2シーズンは涙腺崩壊シリーズなのかも…w。
傾物語だけで3回くらい涙腺崩壊したかも知れません。
やはり一番は最後のページでした…。
2010/12/27(月) 22:56:41 | URL | tokuP #- [Edit
八九寺さんが出てきたときは……もう……
何よりよかったのは、どちらか片方の八九寺真宵を否定しないで、どちらもいいって風に描いたことですよね。死なずに大人になった場合はもちろんですが、死んだことは不幸せだけど、それでも阿良々木くんに会えたことは幸せ。これは本ルートの方では真宵にとってなんの影響も与えられていませんが、あくまでとらえ方の一つというものなのかもしれないですけど。

涙腺崩壊シリーズというと、次の花物語は、神原の実家話になる可能性もありますしねー。母親との再会とかその辺があるかな?とか思いながらするがモンキー読み返してみたら、両親事故で死んでるよ……。(完全に忘れてた)
でも実家関連はきっと絡んでくると思うので、やはり感動はあるかもしれないですね。
2010/12/27(月) 23:48:07 | URL | 西織 #fBhJEaUc [Edit

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プロフィール

西織

Author:西織
大学に入学を果たしたただの読書好き。

拍手がえしに関してはこちらでご覧ください。
http://blogvote.fc2.com/pickup/emptyreader


年齢:19
誕生日:九月九日
血液型:A型
趣味:読書
夢:作家(前途多難)


主に好きな作家
・西尾維新(番外位)

・奈須きのこ
・辻村深月
・佐藤友哉
・竹宮ゆゆこ

上記の作家の全ての作品を愛しています。

主に好きな漫画家
・児玉樹
・荒井チェリー
・椿いづみ
・福本伸行

漫画の神
・手塚治虫


補足
西尾維新の傑作はきみぼくシリーズだと思って日々を生きています。あのよさをわからない人間が多くて残念に思う。(とくに四作目)
そんな僕は生粋の西尾信者なので、いくらでも語れますし、いくらでも語りつくしてやりますよ。


『空っぽの知識』の別館ですが、よろしくお願いします。
http://tukimaturi.blog89.fc2.com/

初めての方は、カテゴリ内の『未分類』を先に読んでください。



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