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『ゴメンナサイ』 著/日高由香

2011.08.01 *Mon
ゴメンナサイ (双葉文庫)ゴメンナサイ (双葉文庫)
(2011/07/14)
日高 由香

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 ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。
 そして、ゴメンナサイ。






 いえーい。もはや更新しないことが当たり前な読書ブログ。月一の更新がやってきたぜ―。
 今回感想を書くのは、本屋で何となく見たあらすじにつられて買っちゃったこの作品。『ゴメンナサイ』もともとはケータイ小説らしいんですが、その形式を利用していたと考えたらこれはうまいなと言わざるを得ない。そんな作品でした。

 呪いは実在する。恐怖は伝染する。

 んー、といっても、呪いが怖いと言うよりは話の流れが面白かった、と個人的には感じた部類です。ってか、書籍体で読んでもホラー的要素は薄れるだけな気がしますね。まあその辺についても下で語るとしますか。







 ではでは、ここから先はネタバレありです。










 とりあえず、これがケータイ小説の形態で書かれた、というのが一番重要だと思います。
 書籍だと、流通の段階でかなり多くの人間がかかわりますから、地に足がついた安心感というものがありますが、ネットと言うのは誰が書いたのかわからない、という透明感があるので、特に怖く感じるんじゃないかと思います。ってか怖いだろ。こんな話がネットにポンと置かれてたら。
 だからこそ余計に思うんですけど、書籍で読んで怖くなかっただのホラー好きはこんなのを喜んで読んでいるなどと言うのはお門違いな気がします。いやいや、そりゃあ、フィクションだから書籍化されたんだし。ちゃんと作者がまともな人間だから書籍化にこぎつけたわけだし。
 それと、文章にしてもきれいにまとまっていると思うんですけれどね。少なくとも、登場人物の感情の流れは自然で、あまり作者の恣意的な働きかけ、と言う感じはしないですし。まあ、ちょっと記号的なところがあるとは思いますが(神代エリのキャラクターとか)

 何より自分が面白いと思ったのが、ちゃんと四つの短編ごとに山場の見せ方がうまいってことです。一章目の告白はもとより、二章目の呪いの真相と黒羽の本心の動き。そしてまったくの被害者である三章目以降。三章目の母親のもくろみと違う方に動いて悲劇に終わる、っていう終わり方はいい感じにスパイスが効いていたと思いますし、四章目のオチも救いを与えない感じで面白い。
 何より、三章と四章では、呪いが拡散しているところがいいと思います。この場合の呪いは小説のことじゃなくて、悪意や影響のことで、三章の陽菜も四章の裕子も、結局は人を殺す機能となっていて、呪いの一部と言えるんですよね。こういう話は珍しいわけじゃないですが、そこまでの流れを自然と見せていたところが面白かったなぁという感じです。
 ことさら怖い、って言うよりも、なんか飽きさせない感じで面白かったな、っていうのが個人的な感想です。

 ってか、これは確かに映像化したら面白いだろうなぁと思う。さてさて、映画はどうなることか。



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プロフィール

西織

Author:西織
大学に入学を果たしたただの読書好き。

拍手がえしに関してはこちらでご覧ください。
http://blogvote.fc2.com/pickup/emptyreader


年齢:19
誕生日:九月九日
血液型:A型
趣味:読書
夢:作家(前途多難)


主に好きな作家
・西尾維新(番外位)

・奈須きのこ
・辻村深月
・佐藤友哉
・竹宮ゆゆこ

上記の作家の全ての作品を愛しています。

主に好きな漫画家
・児玉樹
・荒井チェリー
・椿いづみ
・福本伸行

漫画の神
・手塚治虫


補足
西尾維新の傑作はきみぼくシリーズだと思って日々を生きています。あのよさをわからない人間が多くて残念に思う。(とくに四作目)
そんな僕は生粋の西尾信者なので、いくらでも語れますし、いくらでも語りつくしてやりますよ。


『空っぽの知識』の別館ですが、よろしくお願いします。
http://tukimaturi.blog89.fc2.com/

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