This Archive : 2009年08月

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『三者三葉 7』 著/荒井チェリー

2009.08.31 *Mon
三者三葉 (7) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムきららコミックス)三者三葉 (7) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムきららコミックス)
(2009/08/27)
荒井 チェリー

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 「好きです俺(ry「ありがとうでもごめんなさい」



 というわけで、荒井チェリーの長期シリーズ、第七巻。

 四コマ漫画って高いっすよね……。僕が四コマを定価で買うのは、今のところ荒井チェリーだけです。
 といっても、別段そんなつぼに来るような笑いがいくつもあるわけじゃないんですが。ただ、新井チェリーの書く物語って、なんかいいなー、って思えるんですよね。なんだかんだで今のところ全巻持ってるし、これからも集めると思う。




 そんなわけで、とりあえずネタばれも何もないけど、感想を~。




 まず、サブキャラがどんどんいいキャラ化している……。

 個人的にこの漫画の主役三人のうち好きなのは葉子様なんですが(だって、幸薄くて笑えるし)、サブキャラで一番好きなのは西山さんです(だっていじられキャラだし)

 やべぇよ。西山さんのアルバイトの話は連載でも読んでたんですけど、予想以上に笑ってしまった。特に「ありがとうございました~♪」を近藤さんに見られたところと、猫と遊んでいるところを想像して、にへ、と笑うシーンはツボった。やばい、可愛すぎる。萌え死にそうになったのは久しぶりだ。ツンデレすぎて笑える。
 そして、近藤さんがまたすげーいいキャラしてやがる。致命的なまでに一言多いのが素晴らしい。っていうか、これくらい鈍かったら人生楽しいだろうなぁ。


 さて、そんなわけで、メインの辻兄の恋愛大作戦ですが。
 薗部さんのおかげでとんでもない方向になってしまった上に、やっていることはいつもと変わらないという。っていうか、辻兄よく勝てたよな。まあ、食べ切れた時点で双葉も勝っちゃってるけど。
 勝ったのに憐れみの目で見られる辻兄が可哀そうすぎです……


 そして、大食い勝負に勝ったはいいけれど、予告通り葉山さんから初球場外ホームラン、もといピッチャーライナー鳩尾直撃を食らった辻兄。いや、確かにこの落ちは読めたけれど、もう可哀そうすぎてやばいわ。(さらに山Gの突っ込みが冴えすぎて笑えた。)


 しっかし、辻兄は結局食べることさえできればそれでいいという、もう心は完全にガキのままですな。『はっぴーとれいるず』でも大食いキャラだったけど、こっちの方が出演多いせいかどんどん大食いレベルが増している……。
 もう、ほんと双葉とくっついちゃいなyo、とか思うのですが、やっぱそういう雰囲気でもないよなぁ。っていうか、この二人がくっついちゃったら、将来エンゲル係数が……。

 ちなみに、話のオチとして、葉山ちゃんの「こうしているのが一番楽しいのよね」というデレが可愛かったです。



 それはそうと、薗部さん。
 もう登場からずっと暗躍し続けていた彼女ですが、ほんとなんなんだこの人。素晴らしいくらいに表情が変わらないのが素晴らしい。その癖すげー嬉しそうなんだよな。
 山Gと言い争っているシーンが何となく素晴らしい薗部さん。あと、メールの文章が素晴らしい。これはなんというyahoo翻訳……。


 あと、山Gはやっぱり素晴らしいです。素晴らしいストーカー。もういるのが当たり前になっちゃってるよ。葉子様が子供のころは、どんな遊びをしていたかかなり気になるわー。何気にカバー裏の一こまが冗談じゃ済まなくなっているのが怖い。


 それと、辻妹のこととかもあるけど、うーん、他のキャラが強すぎて、正直薄い。他の作品だったらもっと印象付けられたんだけどなー。



 そんなわけで、感想でしたー。

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『世界平和は一家団欒のあとに 7』 著/橋本和也  感想

2009.08.29 *Sat
世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)
(2009/04/10)
橋本 和也

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 一度こうと決めて意地を張ったなら、最後まで貫き通さなきゃ駄目だ。




 というわけで、遅ればせながら星弓一家の家族物語第七巻。八巻が発売したばかりだというのに、僕はやっと七巻ですたい。
 図書館で見かけないと借りようとしなかったけど、うーん、今回ものすごく面白かったし、やっぱり欲しいなぁ。けど、もう八巻だもんなぁ……。巻数が多くなると、どんどん買いづらくなる……。

 それはおいておいて、七巻目。今回でやっと、弟の刻人くんの話がやってきました。今までいまいちぱっとしなかった刻人ですが、やっとメインの話を得て、なんとなくそのキャラが立ってきたような気がします。
 一度こうと決めたことは、何が何でも貫き通す頑固者。こういう融通きかないやつは、結構好きです。自分の信念を貫き通すというのは、やっぱり王道でしょ。





 というわけで、これからは内容踏まえた感想。






 刻人かっけー。
 そして軋人は、情けないけどもっとかっけー!

 とりあえずそんな、兄弟喧嘩の話でした。
 しっかし、ずげースケールのでかい兄弟喧嘩だなおい。万が一軋人が負けたらその瞬間世界終りって、そんな状態で「万が一はない」とかぼやきながら、その万が一になっちゃった軋人残念。っていうか、ある意味で一巻の焼き回しですよねこれ。
 一巻の時に自分がどれだけ食い下がって、その結果今の状態になったかを思ったら、刻人がどれだけ粘るかわかりそうなものですけどね。

 というわけで、兄貴は正義の味方。弟は彼女の味方。

 ほんと、こういう維持のぶつかり合いは面白いなぁ。しかも、刻人の一番の特徴がその頑固さというから、なおさらそのしぶとさがわかります。ほんと、どっちが主人公だよ、って感じですね。

 といっても、軋人の方も、ただ情けないだけじゃなくて、ちゃんと兄貴としての意地を通します。「兄貴が弟に負けたらカッコつかないだろ!」と言って、満身創痍で放つバックドロップが素敵すぎる。また、好きな女の子のために世界を危険にさらす弟のために奔走するところとか、やっぱり兄貴としていいなぁ。




 しかし、野郎同士のがちバトルもよかったけれど、刻人と梢の関係が少しずつ変わっていく様子も見ていて面白かったです。ちょっとドロドロ感が足りないかなぁとも思うのですが、この作品だったらこれくらいあっさりでさわやかな方がいいようにも思えますし。
 梢に取り付いていた神が登場して、刻人と対面したところは、なんていうか燃えました。兄貴を越えて、その果てに現れた最後の壁。そこに前座でしかいられない刻人がどういう風に対処するのかがすごくわくわくして、そこで交わされる言葉の一つ一つがいいなぁと思えます。
 結局、最終的には刻人の頑張りが報われた、という形だったのですが、そこに至るまでの過程と、刻人の強い意地をみているので、すんなりと納得できました。というか、最後の神の口調がちょっとさびしくて、じんときちゃいました。あー、こういうのって、べただけどいいよなぁ。最上だからこその孤独。結局はそんな神の戯れで救われちゃったのですけど。
 そして、最後の梢の母親との対面シーン。それぞれが相手のことを考えて、すれ違ってしまっているというのはやっぱり良くある話ですが、こうしてあらわされるとすげー切ないです。その分、見えないところでちゃんと通じ合っていたんだとわかると、ああ、よかったなぁって思えるんですよね。
 不器用な刻人だからこそ、安心させることができたところがよかったです。





 最後に。柚島さん、もうちょっとデレてくれてもいいと思うんだけど……。おもに軋人が可哀そうで。
 表紙まで飾っているのに、いまいち活躍が少なかった柚島さんに合掌。次の話は彼女メインみたいなので、楽しみです。


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『儚い羊たちの祝宴』 著/米澤穂信  感想

2009.08.26 *Wed
儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
(2008/11)
米澤 穂信

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 バベルの会はこうして復活した。




 というわけで、米澤穂信の短編集。使用人と主人にまつわるお話が五つ掲載されています。

 この中の短編のうち、『玉野五十鈴の誉れ』だけは、『Story Seller』で読んだことがあって、すごく面白かったのを記憶していたので購入。ぶっちゃけ、ストーリーセラーでは、インパクトが飛び抜けてたのは有川さんだったけど、一番面白かったのは米澤さんだったしなぁ。

 ちなみに、五つ全部面白かったです。どれもオチがうまく利いていて、読み終わった後の読後感がいい。バッドエンドも多いですけど、それで胸糞悪くならないところが素晴らしいなと思います。


 ホント、おすすめですよぉ。







 それでは、ここから先は各話のネタばれも含めて。






○身内に不幸がありまして
 「会長、実は……。身内に不幸がありまして」

 オチが……オチがぁ……。
 何となく最後にお嬢様の述懐が始まったところでオチが読めてしまいましたが、余計にやべぇよ。最高の殺人の理由だな、おい。
 特に、夕日の思いがただの使用人としての思いからかけ離れてしまったのが分かってしまったあとだからこそ、余計に切ないって言うか、やるせない。

 しかし、三年目まではこれでいいとして、次の四年目もやる気なのだろうか、このお嬢様は。それとも、今年でバベルの会のお泊り回はおしまいってわかってたのかな? 大学ってことは四年制でいいと思うんだけど……。



○北の館の罪人
 「殺人者は赤い手をしている。しかし彼らは手袋をしている。これは光次が言ったことだがね」


 二段オチが素晴らしい。
 使用人のあまりは実は……けれど、早太郎様も実は……で、最後に赤い手袋。うわぁ、すげぇ。
 ほんとうに最後まで欲がなくて、完全に死んだ人間として生きた早太郎の生き様がすごい。最後のあまりの絵を、どういうつもりで書いたのかいろいろ想像していくとなかなか興味深いです。

 しっかし、腹黒いなこの使用人は。まあ、厳密な意味では違うんでしょうけど。



○山荘秘聞
 「口止め料です。どうぞ、この山荘でのことはご内密に」


 この使用人の屋島さんは最高の萌えキャラ。異論は認めない。
 というわけで、オチでときめいてしまいました。うわ、なんだこの使用人の鑑みたいな女。こんな使用人を雇っておいて放置するなんて、どんだけ宝の持ち腐れやねん!
 コレクションを見せたくなる気持ちはよくわかります。うん、そして自分の手柄を見せびらかしたいのもよくわかる。そのためだけにがんばる屋島さんがすげぇ健気。もう、あんた誰かの嫁に行けよ、そうすれば一生その人に尽くせるから!

 内容はホラー的でしたが、はじめの流れ的に越智さんが生きているのはたぶん確実だろうなぁと思っていたので、あんまり心配はなかったです。しかし、熊の手かぁ。



○玉野五十鈴の誉れ
 「ここにおります、純香さま。玉野五十鈴は、ここにおります」


 『Story Seller』で一度読んでいたのですが、改めて読んでも面白かったです。

 純香と五十鈴の関係は、主人と使用人という関係の理想の形だなぁと思います。建前としての主従もしっかりと保ちつつ、心はしっかりと伝えあっているという。こういう信頼関係は、なんだかいいなぁと思います

 最後。おばあさまの最後はすげぇスカッとします。そのあと五十鈴と再会できたらいいなぁと思うのですが、どうなるんだろ。続きは、野暮なだけですけどね。



○儚い羊たちの祝宴
 わたしは


 アミルスタン羊。
 よし、覚えたぜ。(何のために……)

 ちゃんと匂わせながらも、最後にアミルスタン羊の正体を明言せず、ただ描写だけで知らせたのがナイスだと思います。っていうか、ある意味ホラーだぜこれ。
 厨嬢の設定とかは、実在にあるみたいなので、しっかりそういうのも調べていてすごいなぁと思いました。っていうか、その設定があるからこそ、最後のオチが映える。平然とバベルの会を売る鞠絵怖ぇ。ってか、肉がついていないって……。

 表題作だけあって、インパクトがすさまじかったです。それでいて、後味がそれほど悪くないのが素晴らしい。いやあ、さすが米澤さん。面白い物語、ごちそうさまです。



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『魔王 JUVENILE REMIX 10』 感想

2009.08.20 *Thu
魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス)魔王 JUVENILE REMIX 10 (少年サンデーコミックス)
(2009/08/18)
伊坂 幸太郎大須賀 めぐみ

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 「賭けてもいいよ。」





 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!



 まさかの表紙兄貴に全米が大絶叫だ!




 というわけで、スーパー伊坂大戦魔王JRの堂々完結です。


 いやあ、しかし、最後の表紙に兄貴を持ってくるとは! いや、確かに順当っちゃ順当ですけどね! この作品の正ヒロインかつラスボスである兄貴ですから、そりゃあ適任ですけど! でも、ちょっとは詩織のことも思い出してあげてめぐみさん!

 もう完全に空気化している詩織がかわいそうでなりませんが、一応彼女、原作では二部の語り部ですよ……。



 まあ、そんな戯言はいいとして。
 本編の方。


 連載で読んでいたのでストーリーは分かっていましたが、しかしこうして単行本で読むとまた違った感慨があります。連載の時は、次の週が待ち遠しくて仕方がないような引きの連続でしたが、まとまって読むと、細かいところにある描写が目に入る。というか、潤也の服に書いてある英文がよくわかる。令嬢壊滅時の潤也の服には、多分「ここから退くことは考えない」。最後の演説妨害時は、「神があんたに何をしてくれた」でいいかな。今まで気づかなかったけど、もしかして他の巻もこういうことやってるのかな。(地味に憂午が出ていたのは知っていましたが)


 あと、真相知って読みなおすと、連載時にいろいろ考えていたのが思い出されて面白かったです。犬養狙撃のときの地震はなんだったのか、という話で、ぶっちゃけマジで押し屋が『押した』んじゃ……とかくそまじめに考えてた時が笑えます。
 それに、二度目でもやっぱり、『俺は全然平気だよ』には笑ってしまう……。ぶっちゃけ全然笑うところじゃないんですけどね。異常性を表すという意味ではかなりうまい描写でしたが。
 そして、見なおせば見直すほど、兄貴ポスターが笑えるwww。この世界のどこに、自分の兄貴の盗撮写真を大量に持っていて、しかもそのうちの一枚をポスターサイズにまで広げるか! ブラコンってレベルじゃねぇぞ! そして、妻との結婚写真はいつか撮った写メと構図が同じという……。潤也さんぱないの!






 さて。さんざんネタを笑い明かした後には、本編の話を。

 と言っても、話としては最後は原作準拠。ただし、原作の潤也がやらなかった方法のひとつを提示、という形ですが。


 ぶっちゃけ、あの方法が『クラレッタのスカートを直す』という行為なのかというと、いろいろ意見が分かれることだろうと思います。ただ、潤也にとって、自分の立場をしっかりと主張する、という目的を果たしたという意味では、『クラレッタのスカートを直そうとした』ということになるのではないかと思います。
 要するに、洪水に流されない一本の木。兄は洪水を止めようとして失敗しましたが、潤也は止めようとせず、ただ自分だけはしっかりと立ち続ける。その状態から、自分のできることだけをして、それ以上のことは何もしない。別に世界なんて変えられないけど、代わりに自分は変わらない、という意思表示をしたんじゃないかと思います。

 犬養は、自分の言葉で世界の動きが変わることを分かっていながら、それにあらがえなかった。流す身でありながら、自らも流されていた。それを止められたことによって、潤也の魔王としての素質を見せ付けられた。
 ただ、ここで犬養が潤也に向けて放った言葉は、あくまで犬養は犬養だという証明なんだと思います。潤也は、自分から世界を変えようとはしない。けれど、犬養はその強大な力で、世界をどう変えていくかを考えた。そこが、やっぱり十年たって変ったように見えても犬養は犬養だなぁ、と思えました。


 そんな感じで、マンガとしての利点を生かして原作の主題を表していて、よかったなぁと思います。
 ただ、原作は原作でやっぱりいいものなので、どっちがいいとは言い切れません。だいたい、原作者も漫画家もどっちも相手のこと褒めまくっててすごいですからねー。こういう関係って、見ていてすごく楽しいです。






 さて。それでは最後に、カバー裏の話をして締めましょう。

 表の安藤兄弟のほほえましさは当然として、裏のオールスターズは最高です。
 まず、何よりも目に入るのは我らがカバー裏のヒロイン、マスター。一件普通に見えるけど、その視線を彼の顔からエプロンを沿って下に移してみなさい。そこには、最高のHENTAIが……ッ!
 そしてマスターの一物をじっと眺めているエロバチが最高です。ああ、くそエロいなエロバチ。はいてないから恥ずかしくないもん! なんだかんだで糞眼鏡が大好きな彼女が最高です。
 そして、下で安藤兄弟にリンチされている犬養首相! って、潤也の釘バットはまだいいとしよう。安藤よ、そんな笑顔でマンホール持たないで! いや、つーか殴らないで。そして犬養、何そんないい笑顔してんだよお前は!
 兄貴写真コレクションはもはや完全にネタだなおい。つーか耳かきしてんじゃねぇww! 週刊耳かき買ってんじゃないだろうな!? そんな僕は水道で水を飲んでいる安藤が最高に萌(ry
 札束で要をはたいているアンダーソンが地味に面白い。一番恨みを持っていた相手にこんなところで制裁が! 要よ、君は作中最初はかわいそうだったが、最後は同情できん。ぜひ地獄でアンダーソンの札束ビンタを百万回受けなさい。
 満知子さんに蹴られているジュニアの友達はなかなかシュールだけど、そんな中でもなおすがりつこうとしているスプーンおじさんが面白しぎだwww眼球えぐっちゃうぞ☆
 鯨の死ね死ねビームを浴びて耳ふさいじゃっている蝉がなんて萌へ。そしてそれを心配する岩西のツンデレっぷりがまた! 仲介を請け負っている桃がすげー迷惑そう。蝉と岩西のツンデレコンビは、次のマンガ版でも健在ですよね、めぐみさん!
 ジュニアにババパンめくられているひよ子さん、最後までいろいろかわいそうだったけど、「ブババッ!」だけはちゃんと覚えておいてあげるよ。そしてブリーフ派の辰美さん、いろいろお疲れ様。最後までおっぱいのことを考えている島さん、ぜひドロリっちとなって帰ってきて、乳神様の布教をよろしく! 押し屋と鯨はなんだかんだでいいコンビなんじゃないか? 健太郎と考次郎は今後もバカジャナイノーを大切に……。
 しかし、詩織よ。君はいったいどこを見ているんだい……



 以上です。
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『遠まわりする雛』 著/米澤穂信

2009.08.19 *Wed
遠まわりする雛遠まわりする雛
(2007/10)
米澤 穂信

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 「いいえ。もう春です」



 久しぶりの更新となります。うお、もう一週間以上あけてやがるぜ。

 というのも、前に読んでた本が妙に時間かかった所為でこんなになっちゃいました。しかもその本はオチが……。
 まあ、そんなことはいいとして。この『遠まわりする雛』は、米澤穂信さんの『古典部シリーズ』の四作目という位置づけ。ただ、これまでのシリーズと違って、今回は短編集。ホータローたちの一年生の間を描いています。
 しかしこのシリーズ、感を重ねるごとに面白さが増していくなぁ。謎も小ネタが多いですけど、ちゃんと短い中に伏線張ってきれいに終わらせてくれますし。こういうところ、この作家はうまいよなぁと思います。キャラクターとかも魅力的ですけど、何より構成がうまい。見習いたいものです。


 さて。それでは。とりあえずこの巻で僕の千反田えるに対する印象がかなり上がったという事実を伝えた上で、各話の感想に移りましょう。(しかしえる可愛すぎだろ。そりゃホータローもああなるわ)






○やるべきことなら手短に
 「やらなければいけないことなら手短に、だ」

 四月。まだホータローたちが高校に入学して、古典部が始まったばかりの頃の話。
 『氷菓』事件がまだ解決していないためか、ホータローとえるの関係が探り探りなのがなかなか面白いです。それでも彼女の『気になります』に押されるところは、ホータローのこれからをかなり暗示するようにも見えるなぁ。
 しかし、個人的に言わせてもらうと、素直に音楽室に行って解説をした方が、わざわざえるの目を盗んで掲示板に掲示するよりも簡単のような気がするんだけど……。省エネ、ってのもめんどうくさいなぁ……。


○大罪を犯す
 俺が犯す大罪は、「怠惰」だけで充分に過ぎるというものだ。

 やべぇ、これはむちゃくちゃ共感できる話だわー。
 まあ、先生ちょっとやめてよ、って話ですけどね。うーん、でもその書き間違えはよくわかるわ。僕も昔やったことあるし。誰でも一度は経験したことあるでしょうし、日常の謎としてかなりいい話でした。

 他は、『ウリエル、ガブリエル、チタンダエル』とかかなりつぼりました。えるの場合、『怒る』というよりも『叱る』というのが印象として正しいというのもなかなか。なんか本編ではあまりぱっとしなかったように思えたえるのキャラが、この辺からかなり前面に出てきたように思えました。



○正体見たり
 「きょうだいが欲しかったんです。尊敬できる姉か、可愛い弟が」

 この話のオチも、兄弟がいる人はなんとなく理解できるだろうなぁと思います。
 多分、梨絵と嘉代もそんな仲が悪いというわけではないんでしょうけど、完全に力関係ができちゃってるのがわかるからなぁ。ってか、兄弟姉妹の喧嘩って、だいたいこういうところから始まるし。
 最後のえるの独白は、兄弟を欲しいと一度でも思ったことがあれば、その切なさもわかるでしょう。僕も兄か姉がほしいなと思ったことはあるんですが、ぶっちゃけいてもむっちゃ変わらないだろうなとも思います。そんなもんです。

 しかし、ホータローがのぼせてぶっ倒れたのは笑いました。いや、いくらなんでも弱すぎだろ。あと、露天風呂に行く前にえるとあったときの、「ここ、混浴じゃないようですが」「湯船までは同じとは言っていない」の流れは、不覚にも萌えてしまいました。うむ、こういうさりげないところが可愛いぜ。あとホータローの微妙な一人称での言い回しがやっぱりツボだ。



○心あたりのある者は
 「思えば遠くに来たものです」

 瓢箪から駒というより、瓢箪から将棋盤が出てきたような衝撃ですね……。
 もはやホータローの語った推論は的中すると考えた方がいいのかもしれないくらいのミラクルヒットですね。ってか、よく校内放送だけでそこまで推測を進められるなと感心すらもします。

 しかし、そもそもこのゲーム、前提がおかしいような……。わざと荒唐無稽な解決持ってきたとしても的中してしまっている時点でもうどうしようもないですよね。
 まあ、完全一致しているかどうかは、神のみぞ知る。というか、何気にこれって後期クイーン問題のような……。多分狙ってやってるんだろうなぁ。


○あきましておめでとう
 「おみくじが悪かったんじゃないでしょうか?」

 一番好きな話。
 っていうか、男の子と女の子が閉じ込められるとか、もう最高のシュチュエーションんじゃないですか! もう、青春ものとしたら絶対ひとつは欲しい夢の話ですよ。ああ、同年代の男女が一つ屋根の下閉じ込められ、そこから脱出を図る。絶対にいつか自分でも書きたい。

 そんなわけで、どんどんホータローの中でのえるの印象が強くなっていく話。ああ、もう。気にはなるけどがっついたところが全然ないホータロー可愛いよ。なんていうか、一番無害な男だよなこいつ。
 変に意識していないところが、またリアルだったんですけどね。

 さて。ミステリーとしては、まさかここで『正体見たり』での伏線を回収してくるとは、って感じですね。何気ない話が伏線となるのも慣れたものですが、やっぱりこうして明かされると「うまいなぁ」とおもってしまいます。
 まあ、そこに至るまでの流れが笑いものですけどね。見事なすれ違いっぷり。ホータローのカラ財布の勘違いは笑わせてもらいました。うーむ、報われない男だなホータロー。


○手作りチョコレート事件
 「ふぅん。そっか
  盗まれちゃったか」


 長い間謎だった里志と摩耶花の関係がわかる話。
 っていうか、これは摩耶花からすればかなり迷惑な話だよなぁ。ずっと思い続けている相手からそんな反応されたら、正直嫌ですよ。それでも思い続けているところがまた健気ですが。
 里志が犯人だって言うのは早い段階からわかりましたが、その理由の深さはなかなか反応しづらいです。物事の見方は単一じゃない、と言うまでもなく、人の考えの重さなんて、わかった気にしかなれないものですし。それに、里志の場合ちょっと経緯が特殊ですからね。前提にある「何にものめりこまない」という部分が、信念として立ててしまったがために、融通きかないところが問題か。
 はたから見れば「何言ってんだこいつ」って感じですが、本人にしたらかなりの結構な問題なんでしょう。うーん、でも、答えが出る日がくるとは思えないのが……。

 これで摩耶花に自分の考えを語っていなかったら問題ですが、ちゃんと言っていたのでまだ救われるかもしれないです。ただ、受け入れてもらうまでの間はかなり辛いよなぁ。
 里志の気持ちを知っていながら、それでもできる限りの努力をする摩耶花のしたたかさが好きです。そのためにえるがちょっとかわいそうなことになっちゃったのがあれだけど……。


○遠まわりする雛
 「寒くなってきたな」

 やっと自分の気持ちに気付いたのかホータローは。
 しかし、ちゃんとチョコレート事件と絡めているところがナイス。前の話は雑誌掲載だったところを見ると、ちゃんとそういうところまで考えて話を作っているんだろうなぁ。

 というわけで。謎よりも何よりも。ホータローの揺れ動く心情が最高です。えるの意外な一面にいちいちあたふたしているところがもうなんだこいつ何の乙女だっていう。いや、こういう可愛い反応を男が取るのは大好きなのでもう胸キュンですけどね。恋愛もので、女が可愛いのは当り前ですが、男が可愛いのが一番素晴らしいと思います。
 ただ、最後のあそこで思いきれないところが、やっぱりまだ完全に恋に発展していないからなんだろうなぁとも思います。まだ現状が一番楽しいから、そのままでいたいという気持ちが強い。そのことを悟ったときに、里志の気持ちも分かることができてしまったのが、ある意味皮肉にも思えてちょっと切ないかも。
 何も変わらないえるの心情だけがちょっと気になりますが、それはまだ保留、ってことですね。でも、次第にホータローに依存しているようにも思えるので、最終的に相愛になったらいいなぁとは思いますが。



 というわけで、かなり面白い短編集でした。
 この話、早く文庫落ちしないかなぁ。それと、続きがかなり気になります。二年生になった彼らが、いったいどんな事件に挑むのか。今から楽しみですね。

 ではでは。

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『今夜、すべてのバーで』 著/中島らも  感想

2009.08.09 *Sun
今夜、すべてのバーで (講談社文庫)今夜、すべてのバーで (講談社文庫)
(1994/03)
中島 らも

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 「乾杯(スコール)!」



 というわけで、アルコール中毒の小説です。
 相互リンク貼っている『つれづれ』の雨さんが読んでいたので、それならばと手に取りました。
 感想を言うと、面白かったです。アル中の恐ろしさをこれでもかと伝えつつ、それでいて硬い文章になっていないのがいいんじゃないかと。少なくとも、笑っていいのかなー、と思いながら、僕はかなり笑いました。
 ただ、そんな中でも、『中毒』というものの持つ魅力と恐ろしさがきれいにあらわされていたと思います。中毒っていうのは、欲しいという感情よりもそこにあるのが当然だという状態なんだなぁとしみじみ思いました。

 大きな起伏もあまりない物語ですが、なかなか面白い話でした。





 ここからあとはネタばれも含めて。





 ……っていうか、結構な量書いたんですけど、全部消えちゃいました。
 面倒ですけど。書きなおし。

 とりあえず、作者自身がアル中だったせいか、妙に病状の描写がリアルなんですよね。コーラのような尿とか、新陳代謝の停止とか。尿がコーラみたいだって描写のところは、描写のおかげでちょっと笑っちゃいましたが、しかし冷静に考えると恐ろしい……。
 アルコール中毒、というと、やっぱりぱっと思い浮かぶのが常時酒を飲んで、飲まないとケイレンとか起こしている状態、ってのを思っていたのですが、そんな簡単な話じゃないというのが興味深かったです。別に、欲しいから飲んでいるんじゃなくて、自然と口にしている。『我慢』をする過程がないってのがとても新鮮でした。
 主人公がドライすぎるってのも理由の一つなのかもしれませんが、アル中は危険だ、危険だ、といろいろな要素が語っているのに、実際あんまり危機感が感じられないんですよね。そして、どんどん泥沼にはまっていく。どうしようもない状態になって初めて自分が危険なのだとわかって、分かったときにはもう止まらなくなっている。
 中毒、というとほんと特別なものにも思えるのですが、実際はすぐそばにあるんだろうなぁと思います。要するに依存する対象がここでは酒だっただけで、たとえばそれは他の食べ物でもいいし、何か物でもいいし、人でもいい。とにかく何かに頼りっきりつきっきりになることが中毒だっていえば、だいたい想像できるんじゃないだろうかと思います。
 まあ、それで命の危険になるかどうかは、依存するものによるとは思いますが。


 物語の話。
 綾瀬少年の死は堪えたわぁ。
 正直完全に不意打ちでしたからね。普通こういう風に唐突な死って、萎えることが多いんですが、この作品の場合構成とタイミングが秀逸なんですよね。主人公にとって一番ダメージが大きいタイミングでもってきたから、これだけ印象が強かったんだろうなぁ。
 赤河先生のキャラクターはかなりいい感じだなぁと思いました。口は悪くて決していい人じゃないですが、なんだかんだでちゃんと患者のことを考えている。患者が言うことをきくかきかないかはともかくですけどね。
 あと、一日一万円もらうために入院していたじーさん。あの人はもう極端だったなぁ……ってか、エチルアルコールって飲めるの……?


 ラストに関しては、もう少し何かあってほしいなという気もしましたが、ああいう終わり方の方がこの小説としては一番きれいなのかもとも思います。なにはともあれ、重くなりがちな話でさわやかに終わってくれてよかったです。
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『見知らぬ妻へ』 著/浅田次郎  感想

2009.08.07 *Fri
見知らぬ妻へ (光文社文庫)見知らぬ妻へ (光文社文庫)
(2001/04)
浅田 次郎

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 「幸せって、目に見えるのね」(『うたかた』より)



 というわけで、浅田次郎の短編集。
 もう僕は、浅田次郎の短編ってだけで本を借りてきました。しっかし、毎回毎回いい話そろってんな短編。借りるだけじゃなくて欲しいわホント。

 さて。内容としては、男と女のちょっと切ない関係を描いた八つの短編集です。結構べたな話も多いんですけど、そこでもある種の余韻を残してくれるのが浅田次郎のすごいところ。余韻って大切ですね。




 では、ここから先は内容も踏まえて。




○踊子

 最初はちょっと読みにくかったですけど、最後の一文にぐっときて、思わず読みなおしてしまいました。
 思いも通じ合っていない状態というと、やっぱり切ない感じがするように思うんですが、ここではなんか妙に満たされた感じもあるんですよね。そうやって、コーがナオミのことを、ごまかさずに好きだと認めることで得られる充足感。そこにある一つの恋の終わりが、「ああ、いいなぁ」と思えました。



○スターダスト・レビュー

 ヒロインの登場しない恋愛小説ってすげぇ。
 まあ、内容的には恋愛というよりも、あらすじで書かれているように元音楽家の孤独を描いているんですが、こっちはラストの切なさがかなり印象的です。
 変に成功させないで、希望をあきらめさせたうえで現実に向かわせようとするところがすごかったです。ある意味『夢の終わり』なので、やっぱり切ないんですけどね。



○かくれんぼ

 ……地味に怖い。
 戦後って、やっぱりこういうことあったんだろうなぁ。ジョージへのいじめが妙にリアルで怖く、またその仕返しも生々しくて……。
 ガキ大将が大人になったらどうなったのか、というのが描かれていたのもすごいなぁと思いました。違和感ないんですよね。子供のころ威張っていた分、大人になってしまったら威勢があまりよくないという。
 最後に山に向かって「もういいよ」と叫んだのは、自己満足の域を出ないとはいえ、彼らの中で区切りをつけるという意味ではよかったんだろうなと思います。



○うたかた

 一番面白かった。
 冒頭で突然出てくる死体と、そうなるまでのおばあさんの心情がわかった時は、なんか胸がいっぱいになりました。ひとりの人生の終わりって、やっぱりうまい人が描くとすごく映えるよな。
 戦後の、僕が知らない時代を描いているのもまた興味深かったです。『かくれんぼ』にしてもそうでが、自分の知らない時代をリアリティあるように描いてくれると、かなり勉強になります。あー、ほんとこういうの書けるようになりたいなぁ。



○迷惑な死体

 笑っていいのかかなり困りましたけど、白状すると笑いました。シュールやな、おい。
 けれど、やっぱりラストはいい感じ。こういう狙ってやって滑らないってのはやっぱり筆力の違いが如実に表れますよね。母が女について語るところは、変にスミコが良次のこと好きだと明言するよりも、よっぽど効果的でした。
 うーん、しかし。いきなり家に死体があったら困るよなぁ。



○金の鎖

 どれだけ歳をとっても、女は女ってことですね。
 出会ったのが息子の方だっていうのも、また妙な因縁で。昔の思い人をその息子に投影しようとしてし切れない心情が切なかったです。ナベさんへの分かってもらえない思いがあるからこそ、余計にかわいそうだなぁ。
 今さら気持ちを告白できるかどうかわかりませんが、どこかで分かってもらえるといいなぁ。



○ファイナルラック

 なんだこの妙な満足感。
 これもまた、ひとつの生き方の終わりなのかもしれません。ラストの後、競馬の結果が明かされて、そのあとどうなったかがかなり気になりますが、そこはやっぱり言わぬが花。あー、くそ。演出がうまいなホント。
 こういう感動もあるんだって思いました。



○見知らぬ妻へ

 表題作。
 正直に言うと、『鉄道員』に収録されている『ラブレター』と設定がかぶっている上に、どっちかというと『ラブレター』の方がよかったので、ちょっと微妙だったんですが。
 まあ、それでもラストのあのもどかしさは『ラブレター』に通じるものがあります。一心に慕ってくれているとわかるからこそ、余計に切ない。
 あと、途中に挟まれる娘との電話がまたきつかったなぁ。追い詰められていく花さんが本当にかわいそう。どうすれば最良の結果が得られるかわからないでうずくまっている感覚に、妙に感情移入できる話です。





 そんなわけで。たぶんすぐに忘れてしまうような印象としては薄いものが多いですが、それでも独語のあの余韻はいいなぁと思える浅田次郎の短編集でした。


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CATEGRY : 浅田次郎

『佰物語』 シナリオ/西尾維新  感想

2009.08.06 *Thu
オリジナルドラマCD 佰物語 (講談社BOX)オリジナルドラマCD 佰物語 (講談社BOX)
(2009/08/04)
西尾 維新渡辺 明夫

商品詳細を見る



 青春に、まつわる佰の物語。




 さてさて。
 うひゃほーい。
 破産するんじゃないかという覚悟を持っての、人生初のCD買いです。
 っつっても、正確にCDなのかわかりゃしないんですが。そもそも書籍コーナーに置いていたりCDコーナーに置いていたりわけのわからん商品だし。ってか、地味に手に入りづらいんだよ。

 ま、それはそれとして。とりあえず、ドラマCDの相場くらいは知っていたので、それにプラス台本付きなら、この値段も仕方ないかなぁとは思ったりもします。あくまで仕方がない、ですが。


 んー、別に面白くなかったわけじゃないんですけどね。声もついたことで、余計に掛け合いにテンポがついてよかったですし。アニメは正直声だけを聞いた方がおもしろいとすら思っているくらいなので、ドラマCDも普通に面白かったです。
 かねてから、物語シリーズは掛け合いだけでいいと言っている人が多数いましたが、そういう人にはいいんじゃないですか? 個人的には、やっぱりストーリーあっての小説だなぁと思ったりもするんですが。

 しかし、どんどん明かされていくこよみんのぼっち黒歴史は、正直やばい……。


 まあ、それは置いておいて。




 とりあえず、内容の方を踏まえながら。




○羽川翼
 「ケアレスミスって、憧れる」

 今回の百の小話の中で、一番出番が多かった委員長。
 えっと、西尾さんに一番好きなキャラって、確か八九寺じゃ……ってか、こよみんの羽川好き好きのセリフは、ぶっちゃけどんどん羽川の心を突き刺しているような気がするんですけど。その辺はある程度割り切れてるのか……?
 告白話のところでのあの微妙な空気が、妙にリアルでちょっと笑うに笑えませんでした。

 超人話が多かった羽川ですが、ニックネームのところは面白かったです。翼だから『バサ』ね。こういうさりげないところのネーミングセンスがやっぱりいいなぁ西尾さん。

 あと、体育館倉庫&ゴールデンウィークのスルーは最高でした。



○戦場ヶ原ひたぎ
 「私の対羽川さん戦争、ここまで一勝九十九敗」

 やばい、これは蕩れる。
 というわけで、正ヒロインのガハラさんです。
 羽川も、ぶっちゃけ押せば絶対に倒れたよなこよみん。

 こよみんとのぼっち同士の共通認識がなんか面白かった。しかし、ほんといやなところついてくるなー。
 あと、こよみんがどんどん落ちぶれていく様を内心爆笑しながら眺めていたネタは、正直ツボでした。そういうところは妙に人間くさいよな。
 ちょっとやわらかめのひたぎも多かったので、これはドロったひたぎさんも期待できるかな?っていうか、いつかマジで出してくれ!

 ところで、全円分度器って何に使うんですか?



○八九寺真宵
 「人民の人民による人民のための学校です」


 ネタとして考えたことがないわけじゃないから、余計に笑えました。
 しかし、リンカーン学校。あってもおかしくはないよな。

 八九寺との会話は、なんか全体的に原作のような乗りではなく、どちらかというと、本当に雑談ってのが多かったですね。雰囲気としては一番のほほんとしていたようにも思います。(ところどころに挟まれるこよみん黒歴史生活以外はな!)
 ちなみに、恋愛のところは短いくせに爆笑してしまいました。
 あと、原作の再現。「ロリかっけー!」はよかったです。



○神原駿河
 「やっていいのか?」

 このセリフの声優さんの演技ぱないの!
 全体的にハスキーボイスすぎるかなぁとか思ったりもしましたが、やっぱり慣れました。ってか、ノリいなホント。神原との話は半分近くがエロ談義だってのもあるかもしれんが。
 あと、自転車乗れないネタとかは原作では明かされていなかった事実だったのでなかなか面白かったです。っていうか、言うことがいちいち的確だなぁ。まあ、自転車乗っている方からすると、そんなの自然と体が覚えるんだけど。
 あと、神原のおばあちゃんが正式に阿良々木ハーレムの一員に入ったことに爆笑しました。っていうか、こよみんの好みって、明らかに包容力のある女性だよな……。



○千石撫子
 「台風で家の窓割れた。テンションあがる」

 か~わ~い~い~!!
 というわけで、個人的正ヒロインにしてラスボスの撫子ちゃんです。
 出番が少ないのがかなり残念ですけど、その登場シーンにはもう完全に蕩れました。とろっとろです。以外に不真面目な面の多い撫子が可愛すぎる!
 職員室に呼び出されても絶対に行かない宣言は笑いました。
 あと、登場シーンはないけど、携帯電話の交渉中はなんかよかったなぁ。うん、どんどん追い詰められていくこよみんが面白いだけですがなにか?

 ……そのうち、こよみん押し倒して、「暦お兄ちゃん、責任取ってよね」とかマジで言いそう。



○忍野メメ
 「あるいはエロい妄想のことだよ」

 いいセリフを台無しにするのが最高です。
 この人の出番は二回ですけど、異様なまでの印象があるな。二回目の、「努力すれば夢は意外と冷める!」には、笑えましたがちょっと笑えない部分も。
 大人として、決していい見本ではないけれど、こういうことをさらっと言えるところはあこがれる姿ではあるなと思います。(いえ、ネタでなく、本当に)



○阿良々木火憐
 「廊下に立たされたことがある」

 出だしで吹いたwww
 出番三回しかなかったのであんま語れませんが、とりあえずホチキスを回避する方法は笑いました。いや、その状況を想定して冷静に返答しているところがまた面白い。



○阿良々木月火
 「うん、私もいじめられてた」

 こっちも出番三回で、それほど面白いネタではありませんでしたが、とりあえず声はばっちりだなぁ。これからもアニメで思う存分聞けるぜ(予告だけどな)

 それはそうと、こよみんの合格発表見に行ったっていうエピソードには笑いました。頼むこよみんもこよみんだけど、それに従う月火も月火だぜ……。



○ブラック羽川
 「にゃにゃめにゃにゃじゅうにゃにゃどのにゃらびでにゃくにゃくいにゃにゃくにゃにゃはんにゃにゃだいにゃんにゃくにゃらべてにゃがにゃがめ」

 ……可愛いとか以前に、堀江由衣かっこよすぎだろ。
 ロリかっけー!(いや、ロリって言っていいのかわからんが)

 とりあえず、百物語のオチとしてはうまいとこやりましたけど、でも冷静に考えるとED入れてないから、99しかやってないんですよね。まあ、それほど突っ込む話題でもないですけど。

 あー。とりあえず、アニメでブラック羽川が出てくるのがたのしみで仕方ありません。



○阿良々木暦
 「実は今でも制服姿の千石見たら胸がドキドキすんぜ」

 ごめんなさいほんとうにごめんなさいこのセリフを選んだのは僕の趣味でございます本当にありがとうございました!

 というわけで、百物語出ずっぱりのこよみん。いやあ、すごかったなぁ。もうイメージが完全にこよみんだもん。ぼっちねたとかすげー哀愁誘うし。神谷さんロリかっけー!
 しかし、彼の場合はほんとぼっちネタばっかが目立つな……ってか、修学旅行の話がリアルすぎてやばい。あと肝試しはもう完全にかわいそうでした。……よくそんなんで高校三年間耐えられたよな。
 うーん、どうなんだろ。高校ってクラスで一緒に過ごしているから、多少なりとも会話するようになると思うんだけど……。

 まあ、そんなわけで。ぼっちネタごちそうさまでした。今はハーレム作っていい気分だなリア充が! ちょっとその辺にパンツ見られてはにかむ委員長と両腕両足失った吸血鬼がいないかさがしてくるぜ!





 そんなわけで。
 うん、なかなか面白かった。

 とりあえず、一番いいのは台本片手に聞くことですよね。耳だけで聞くよりもかなり楽しい。笑える坪が多くなる。
 さて、今度暇な時にランダム再生でもやってみるかなー。

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CATEGRY : 西尾維新

『恋文の技術』 著/森見登美彦  感想

2009.08.02 *Sun
恋文の技術恋文の技術
(2009/03)
森見 登美彦

商品詳細を見る



 我々は楽観しすぎた。この期に及んで、まだ敵の恐ろしさを分かっていなかった。いくら拡大しても、おっぱいはどこまでもおっぱいであったのだ。その存在は疑いようがない。




 いまだかつて、これほどまでにおっぱいという単語が連出した小説があっただろうか?

 というわけで、小説ないで『おっぱい』と嫌というほど使われているので、この感想でも『おっぱい』と伏字なしに書きたいと思います。ああ、『おっぱい』。文字だけ見てももはや記号にしか見えなくなってきたぜ。

 もう一週間以上前に読了したのですが、やっと感想を書いているぜ。


 さてさて。
 とりあえず、この小説は書簡体で進む痛快青春コメディー小説です。ってか、いつものもりみんです。ばかばかしくもおかしげな森見登美彦。それは引用したセリフからもわかるでしょう。おっぱいおっぱい。
 この小説のすごいところは、全部が全部、主人公の守田が他の人に向ける手紙だけで構成されている、という点でしょう。相手の手紙は載せず、あくまで主人公の返信のみで構成されている。それなのに内容がしっかり理解できるのは、やっぱりもりみんの筆力のなせる技だろうと思います。



 まあ、そんなわけで、こっから後はネタばれも含めて。





 とりあえず、『方法的おっぱい懐疑』『厄介なお姉さまとの戦い』『伊吹さんへの失敗書簡集』の三つがとにかく笑えました。


 ってか、方法的おっぱい懐疑ってなんじゃいwww おっぱいはおっぱいでしかなかったとかwww そこまで胸のふくらみにとらわれる彼らがひたすらいとおしい。全然いやらしさを感じさせない下ネタって、本当にいいですよね。
 おっぱいに敗北して完全にひれ伏しているところで、まさかの『大日本乙女會』との遭遇には、もうげらげら笑いました。ってか、それぞれの反応がおもしろすぎる。一番のツボは、やっぱり父親の「家族会議するか?」でした。
 しかし、この妹さんは本当にできた子だな……。

 厄介なお姉さまとの戦いは、もう日を追うごとに加速する白熱の心理戦が素晴らしい。まさか書簡体の小説でここまでハードな心理サスペンスが見れようとは……ッ! 
 いや、マジでこんなばかばかしい話でよく盛り上がれるよな、とは素直に思います。森見さんは同じような話しか書けない作家ではありますが、その同じような話を極めているからこそ面白いんだよなぁ、とか思ったり。とりあえず、この章だけで緋沙子さんがかなり魅力的に見えてしまうのが不思議です。

 そして、本書のメインテーマともいえる、伊吹さんへの失敗書簡集。ちゃんと時系列にそって書き方が変わっているところもかなりすごい。ってか、馬鹿だ。馬鹿すぎる。ハイテンションなのか、かっこつけたいのかが全然わからない。なんなんだこの守田一郎という男は……ッ!
 一番笑ったのは、親しみのこもった文章で、と反省した次の手紙で思いっきりはっちゃけたところです。やっぴーってwww いや、想像してたけどさ。予想してたからこそ、余計に吹いたわ。
 しかし、極端すぎるぜ守田。恋文が濃い文になったところは最高でした。もう、なんでこんな面白いんだこいつ。


 他にも、細かいところではいっぱい面白いところがありました。たとえば、初めてのラブレターを燃やして火事を起こした少年の話だったり、パンツ番長の元ネタだったり、森見さん本人の登場だったり。ってか、森見さん変にかっこいい立場にいるな、おい。

 なにはともあれ。守田一郎の恋が実ることができればいいなぁ、と読了後に素直に思えるところがこの小説のすごいところだなぁ、と思います。いやあ、面白かった。ごちそうさま!

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CATEGRY : 森見登美彦

プロフィール

西織

Author:西織
大学に入学を果たしたただの読書好き。

拍手がえしに関してはこちらでご覧ください。
http://blogvote.fc2.com/pickup/emptyreader


年齢:19
誕生日:九月九日
血液型:A型
趣味:読書
夢:作家(前途多難)


主に好きな作家
・西尾維新(番外位)

・奈須きのこ
・辻村深月
・佐藤友哉
・竹宮ゆゆこ

上記の作家の全ての作品を愛しています。

主に好きな漫画家
・児玉樹
・荒井チェリー
・椿いづみ
・福本伸行

漫画の神
・手塚治虫


補足
西尾維新の傑作はきみぼくシリーズだと思って日々を生きています。あのよさをわからない人間が多くて残念に思う。(とくに四作目)
そんな僕は生粋の西尾信者なので、いくらでも語れますし、いくらでも語りつくしてやりますよ。


『空っぽの知識』の別館ですが、よろしくお願いします。
http://tukimaturi.blog89.fc2.com/

初めての方は、カテゴリ内の『未分類』を先に読んでください。



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