This Archive : 2009年05月

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週刊少年漫画 感想

2009.05.28 *Thu


○週刊少年ジャンプ

・べるぜバブ
 東邦神姫(で漢字はあってるか?)の二人の入院シーンがおもしろすぎました。

 物語としては、邦枝が男鹿と出会ったことが一番重要なんでしょうが、どうも予定調和っぽい感じだったなぁと思います。来週からの反応が楽しみです。


・ワンピース
 ルフィと黒ひげ再会。

 最後のコマの向かい合っている様子の迫力がすごかった。ティーチの方の思惑がわからないところがちょっと不安ですが、やっと来るべき所に来た、という感じがします。
 しかし、ルフィはちゃんとティーチのこと覚えてたんだなぁ。

 それはそうと、扉絵で描かれた惨事(サンジ)の近況が最高すぎました。がんばって貞操守ってくださいね、サンジ。


・AKABOSHI
 …………なんていうんだろう。
 ネタは面白いのになぜか惹かれない。んー、全体的に絵の見せ方はまずいんだろうなぁ。キャラクターとかは全然問題ないし。むしろ戴宗のキャラは傍若無人な感じでおもしろいのに、それがうまく生かされていないのが残念。
 馬になれ、でほんとに馬にさせるところは笑いました。


・サイレン
 ネメシスQが実は未来の祭さんだった、とかいうオチを一瞬考えたのは僕だけじゃないと思う。
 んー、でもさすがにあり得ないよなぁ。

 エルモアウッドの子供たちの恋愛模様がおもしろかったです。
 特にシャオ。いや、ああいうクールキャラが焦っているのってなかなか見れないだけに、胸キュンがパネェっすよ。必死にヴァンを止めようとしているところが可愛すぎる。(男ですけどね!)
 カイルなんかは、まだそういうのはないのかなぁ、とちょっと思いました。
 あと、ヴァンと一緒にごろごろしているフレデリカさまもそういうのはないのでしょうね。(あれはあれで可愛いぞ、18歳という年齢を考えれば特に)


・めだかボックス
 一番危険な三週目にものすごく手堅いギャグパート持ってきたな、おい。

 この漫画、漫画家さんの暁さんの方も相当うまいよなぁ、と今週思いました。たいてい感想では、作画担当の方は顔の輪郭が整ってないだの線が荒いだのと言われていましたが、今週のコマ割りとか見たらそういうの関係なしにうまいんじゃないかと思います。
 やっぱりギャグって魅せ方によってかなり変わりますからね。今週の場合、ボルゾイくんの絵がかなり良かった。善吉に襲いかかるところの白黒絵や、めだかから逃げるあの必死そうな表情は、マンガだからこそ描ける面白さ。いやあ、あれは吹いた。
 あと、不知火に提案された「内臓食われた、と見せかけてソーセージ」をちゃんとやってくれる善吉君は、某漫才小説のアラライさんレベルのギャグセンスを持っていると確信しました。


・バクマン
 今週の見どころは、中井さんの変態行為に心を動かされた蒼井さんよりも、たったの一週で蒼井さんに袖にされたコージーさんの方だと思います。(噛ませ犬ってレベルじゃねぇwww)

 あと、喜ぶ中井さんに若干引く蒼井さん可愛かったです。


・黒子のバスケ
 漢たちの戦いが始まる……っ!
 先輩の意地見せたれや!


・ぬらりひょんの孫
 ……何、この現代に比べて全体的に色っぽい集団は。
 おじいちゃんが昔ふさふさだったことを想うと、リクオも……。



○週刊少年サンデー

・ハヤテのごとく!
 マジで久しぶりにシスターさんの登場。
 こないだたまたま見たアニメで出てきていたから覚えていますよぉ!(しかし、なんでワタル関連で出さなかったんだ……)

 しかし、目安維新には、もう……。
 仕事早すぎだろ、畑先生!(つーか、他紙だぞそれ!)


・神のみぞ知るセカイ
 ううむ、祭が終わったという感じが濃厚でちょっと切ないな。
 今回、桂馬の心境がよくわからないところが魅力的です。後輩の目から見た『先輩』って、確かにこんな感じによくわからないものですよね。

 桂馬の「君もボクのことを忘れる」は、なんか今までにない切なさを感じさせました。次第に桂馬も、なんか思うところができてきたのだろうか。
 自分はまだ子供で、そういう経験をして大人になっていくんだ、ということを言う桂馬は、まるで自分に言い聞かせているようにも見えました。

 そんな感じで、みなみ編。なんか今までで一番好きな話な気がしました。おもしろかったぁ。


・はじめてのあく
 同居人が甘やかされているコメディー。
 以前からほのめかされていた阿久野家の兄妹がやっと登場。一番上のお姉さんですか。

 ちょっと真面目系の突き抜けた人でしたが、思ったよりも話が通じる人で結構簡単に話がまとまりましたね。
 兄弟の中で男はジローひとりだそうですが、そしたらほかにも姉がいる、ってことか。どんなはっちゃけた人が出てくるか、今から楽しみです。


・アラタカンガタリ
 んー、思ったより盛り上がらずアラタ編終了。
 もうちょっと突っ込んでくれてもよかったような気がするなぁ。


・魔王
 ああ、蝉が仕事した場所はボウリング場の中で、潤也と鯨がいたのはその上の階だった、ってことか。だから蝉と鯨は鉢合わせしなかったわけね。

 ショックで膝をついた寺原に「立てよ」という潤也の回想がちょっときつかったです。京機に染まっているとはいえ、それは全部そういうショックを乗り越えた先にあったものだからなぁ。
 寺原が逃げた時には、絶対来ると思った押し屋がちゃんと仕事してくれました。槿さんグッジョブ。



○週刊少年マガジン

・我間乱
 新連載でそこそこ期待していて読んでいたんですけど、三話目になってやっとわくわくする展開になってきました。
 敵流派に単独で奇襲を仕掛ける我間がかっこよすぎる。
 戦闘に派手さがないのがちょっと残念ですね。


・君のいる町
 ……ちょっとちょっと、青大が可哀そうすぎるんだけど……。
 んー、実を言うとこのマンガ最初から追いかけてまして、途中はちょっとドロドロしてる感じがして感想書くのが嫌だったんですが、青大が七海に振られた理由として柚木をあげられた時に、青大が「じゃあ仕方ないか」と割り切ったところは、かなり好きだったんですよ。

 んー、なのになんで蒸し返すかなぁ。
 しかもこんな形で蒸し返すのかなぁ。
 七海もいろいろ思うところはあると思いますが、ちょっと青大がかわいそうだなぁと思うしかない話でした。


・エデンの檻
 ……大森さんが可哀そうすぎてどうも。
 いやあ、もはやおもちゃだねありゃ。


・はじめの一歩
 おおっと、死神が真面目にプレイしてる!?

 ……たぶんそういう決意しているんだろうなぁ。しかし、一方的にやられる間柴さんの姿はなんだか見てて歯がゆいな。
 展開的にはいい感じに盛り上がっているので面白いです。


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『神のみぞ知るセカイ 神と悪魔と天使』 著/有沢まみず  感想

2009.05.24 *Sun
神のみぞ知るセカイ―神と悪魔と天使 (ガガガ文庫 あ 4-1)神のみぞ知るセカイ―神と悪魔と天使 (ガガガ文庫 あ 4-1)
(2009/05/20)
有沢 まみず

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 「空気? なぜ、そんな空気なんか読まなければならないんだ? 場の空気? 堂々と乱せ、そんなもの! 誇り高く孤立すればいいじゃないか! たった一人で! それこそがもっとも自分にとってふさわしいののならば! 孤立する勇気を持て!」




 有沢まみずさんすげぇ、ってことで。

 いやあ、面白かった。はじめは有沢まみず版・神はどんな感じかな、程度に思って読んだのですが、予想外に原作に忠実だった。ってか、むしろ原作そのまんま。漫画であったストーリーをそのまま文章にしたんじゃない、ってくらい違和感がなかったです。
 ストーリーも結構練られてて、原作ネタもちゃんと回収する。こういうノベライズってなかなかないんですよね。オリジナルストーリーであるならなおさら、作者自身の『アク』が入るので、どうしても賛否が分かれてしまう。でも、このノベライズは完全に『神のみぞ知るセカイ』という世界観を模倣しきっていると思います。そしてその上で、『漫画』ではなく『小説』だからこそできることをやりきっている。そこが一番すごかったと思います。



 さて、内容の方ですが。


 ネタは、まだ漫画でもやっていない同時攻略。一応、電波系と普通少女、っていう要素は、マンガの方でも似たような系統はやっていたのですが、今回のはそれとは全然違うものになっていますね。
 しかし、ヒロインの背景の描き方がうますぎる。そこはさすがいろんな物語を書く作家だなぁ、と思うのですが、ホントにそれぞれの要素に合ったトラウマを描いてくれました。特に天美透の『永遠のプラス』は本当にうまかったと思う。理由がわかったときの感動は、物語に入り込んでいたこともあって半端なかったです。
 吉野麻美の方は、二重性格に見せかけて実は……というトリック。正直に騙されました。さすがに駆け魂が入っていない、ってエルシィが言った瞬間にわかりましたが、思えばそれまでにも伏線らしいものは結構ありましたよね。今どきそんなトリックも、と思いますが、こんな風にさらりと出されると攻撃力が高いですね。そういう描き方も、作家だからこそ、って感じだと思います。


 物語の後半、神・桂馬の「エンディングが見えた」発言のあとは、とにかく熱かったです。

 そこからはほとんどがヒロイン視点で語られるのが、またよかったなぁと思います。ヒロインの心の中に巣くっているトラウマの重みが理解できるし、そこに現れる希望(桂馬)っていう図式が自然と入ってくる。もしヒロインにしっかりと感情移入できていれば、桂馬の言葉がいちいち自分に突き刺さってくるような気分になってきます。

 吉野麻美の方の悩みは、正直誰でも体験したことがあるんじゃないかな、と思うので、特に感情移入しやすいと思います。それこそかなり社交的でマイペースな人でない限り、同様の悩みは抱えたことがあるはず。そんな中で、神からぶつけられるのが引用したセリフ。「誇り高く孤立すればいいじゃないか!」なんて、下手すれば負け惜しみのように聞こえるセリフも、桂馬みたいな信念を持った人間に言われたら説得力がある。そして、そうして「必ずしも集団の中にいなければならない」ということを否定されたことで、吉野麻美が本当に願っている思いが明かされる。その流れが、とてもきれいでした。

 天美透の方は、交流自体が少なかったうえに、吉野麻美があった後だからちょっときつかったかも、とは思いましたが、モノローグが完全すぎて個人的には言うことなしでした。マイナス、マイナスばかりの生活。そこにあるトラウマは、よく上流階級のお嬢様が持つような悩みと同じですが、自然と『マイナスチェック』の絶望感がしみこんでくる。自由が欲しい、のではなく、『プラスが欲しい』と言うところが、特に入り込みやすい理由だったと思います。天美透にとって、欲しいのは自由ではなくて認められること。そこをわざとずらしてきたところがうまかったと思います。そして、それを認めてくれるのが我らが神・桂馬。天美透を説得する場面は、原作に忠実でありながら、小説でしかできない『長いセリフ回し』ということをうまくかつようしてありました。最後の桂馬の、「信念があれば、すべてのマイナスはプラスに変わる」は、絶望の淵にいた天美透を一気にすくいあげた感じがありありと出ていました。



 そんなわけで、それぞれのヒロインに対してしっかりと決着をつけた神様かっけー、ってことでした。
 桂馬の魅力がしっかりと再現されていたところが、このノベライズの一番の成功点かな、と思います。それゆえに、ヒロインの影が薄い、という声もありますが、個人的には小説の二人のヒロインはモノローグがしっかりあったのでかなり感情移入できました。っていうか、『永遠のプラス』はほんとうまいわぁ。
 天美透の方の話のネタは、正直有沢まみずさん自身の小説でも使えると思うのに、そこをこのノベライズに持ってきたから余計に魅力が増した、って感じがします。うーん、やっぱすごいな。


 文章自体は、良くも悪くもラノベって感じで、マンガから入ってきた読者もすんなりと入りこめると思います。昔の有沢さんの作風の方が僕は好きなんですけど、こういうノベライズになったら、やっぱりこういう文章濃度の方がうまく感じるなぁ。


 そんなこんなで、値段分の面白さはあったと思います。有沢まみずと原作者・若木民喜に、そして神・桂木桂馬に盛大なる拍手を!



 PS:表紙のエルシィが邪魔に感じるのは僕だけじゃないはず!(神が見えないではないか!ww)
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『若き日の思い出』 著/武者小路実篤  感想

2009.05.22 *Fri
wakakihi.jpg
若き日の思い出 (1966年) (旺文社文庫)


 貴きものは死に、貴きものは生まれる。
 生まれ死ぬ。死ぬ生まれる。かくて人生は常に新しく、常に新鮮である。貴きものが死ねば、また貴きものが生まれる。
 かくの如く母は死に、翌月娘は生まれた。





 なぜかアマゾンのリンクに画像付きのものがなかったので、自分で画像を探して代用しました。

 いやあ、面白かった。
 物語自体はあまり起伏もなく、予想を裏切るような展開もなく、派手さもあまりないのですが、それでも不思議とページをめくる手を止められませんでした。
 別に、ぐっと心をつかまされるような面白さがあるわけじゃないんですよね。次が気になって仕方がない、ということもない。でも、自然と目は次の文字を追っている。そんな、不思議な魅力のある小説だと思います。

 武者小路実篤の小説は、僕は『友情』『愛と死』『真理先生』のみっつを読んでいるのですが、個人的にはこの『若き日の思い出』が一番読みやすかったですし、読後感もよかったです。『真理先生』も読後感は結構よかったのですが、結局何も起こらずに集結しちゃった感じがあったので。
 作者自身が、自分の作品の中で一番多くの人に愛読されていいと思う、というだけのことはあると思います。そんな不思議な魅力がありますし、とてもさわやかな読後感がある。


 話としては、主人公の野島が、友人・宮津の妹・正子に恋をしてもだえる、というだけの物語です。しかし、悶える過程がそこまで真に迫っていないのですよね。ただ、自然と目で彼女を追っている、自然と彼女のことを考えている。そんな無垢な感情がほほえましくすらあります。
 野島の視点から見える正子の描写は、本当に真摯に見えるんですよね。『美しい』という言葉ももちろん使われますが、そのほかの魅力もしっかりと描写しきっている。また、彼女に対する嫌な部分のちゃんと見つめている。それでもなお、彼は正子のことが気になって仕方がない。そんな様子がとてもよかったです。


 ただ、この小説の魅力は、野島と正子の恋愛だけではありません。

 この小説は、起伏がほとんどありません。野島の心情は確かにかなり動きますが、それでもほとんど問題なく、野島と正子は結ばれます。それはほとんど予定調和なので気にする必要がないのですが、それゆえに盛り上がりが足りない、と思うこともあると思います。

 その盛り上がりの部分は、別の所にあると思います。
 たとえば、正子の父親だったり、画家の川越だったり。彼らが主張をし始めるのは、特にラスト付近ですが、その時の彼らの人生観にはぐっと来るものがありました。

 特に宮津父が語る言葉は、一つ一つがかなり身にしみるように思えます。母の愛に育てられ、母を尊敬してやまないその姿勢。女を馬鹿にするということは母を馬鹿にすることだ、というのは、当時の日本でいえばかなり衝撃的な言葉だったかもしれません。それだけに、かなり深みのある言葉だと思います。
 娘を嫁にやる父親の言葉、というのは、現実でもかなり重要なものであるため、そういったものを取り扱う小説にとってかなり大切な部分であると思います。下手な確執がなかっただけに、どうするのかと思ったら、ただ真剣に、父から子へと大切なことを伝える、ということに従事していたところがすごいな、と思いました。

 また、川越に関しては、武者小路実篤の他の小説でいうと、馬鹿一みたいな立ち位置かな、と思ったら、それよりもっと情熱的で、真摯で、誇り高い姿勢だったので、ハッとさせられました。絵に関して譲るところがないその考え方は、たとえ絵に興味がなくても惹かれていくと思います。簡単に何かを極めた、ということはできない。それを大切だと思っているからこそ、とても厳しい目で見てしまう。その主張には、何か真剣になれるものを持っている人には、同調できるものがあるはずです。



 この小説の主題にある、『親の子に対する無私献身的な母性愛と理性的な父性愛』というのが、読んだ後にしみわたってくるように思います。
 宮津父が語る、今の自分がいるのは祖先が生き延びてきた証拠だ、というのは、もう現在では語りつくされていることではありますが、それでも感じ入るような魅力があるように思います。もし未読の方がこの感想を読んでいるのなら、ぜひ一度読んでもらいたい。特別に何かを得られるわけではありませんが、このさわやかな叙情感は悪いものではないです。

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週刊少年漫画 感想

2009.05.20 *Wed

○週刊少年ジャンプ

・AKABOSHI
 新連載。
 細かい設定とかキャラクターとかは結構好みなんですけど、なんかあんまり入り込めなかったなぁと思います。一話目の展開としてはありがちな出会いでしたが、始終戴宗がわけわかんなかったのが理由かなぁ。
 とりあえず来週に期待です。


・ワンピース
 黒ひげの反逆にびっくり。いったい何が目的だこいつら。
 それと、マゼラン局長かっこよすぎる。ってか、最後の最後にマゼランに助けを請うハンニャバルがおもしろすぎたwww
 このタイミングで出てきた雨のシリュウがどう食い込んでくるのかも見ものです。


・ナルト
 最後のナルトの決断は、主人公としてあるべき姿ではあるけれど、ちゃんとナルトが考えた上で結論を出したということでかなり意味があるなと思います。
 問題は、来週。ナルトの決断で、長門がどう出てくるか。まあ、あれだけ屈折した精神が甘えまくってる長門が素直にナルトの考えに共感するわけがないし、どうなることやら。

 ……しかし、展開は実際いいんだけどさ。いい加減ナルトは『エロ仙人』って呼び方やめてほしいな。せっかくの決断なんだから、『エロ仙人』と言った後に言い直すくらいのことがあってもいいと思うんだけど。


・めだかボックス
 デビルかっけぇ!

 なんていうか、普通に面白いから困る。
 ひとつだけ難点があるとすれば、夕日をバックにはないわぁ……。
 ホント、これ西尾さん原作って知らないで読みたかったなぁ。

 あと、今さらかもしれないですけど、主要登場人物以外の名前って九州の地名縛りなんですよね。
 今回の有明先輩の『有明』は佐賀の地名ですし、諫早先輩の『諫早』は長崎。前回の日向は宮崎で、他の剣道部もたぶんそう。少なくとも、『鳥栖』『伊万里』『嬉野』は佐賀の地名ですしね。
 やっぱこういうところが西尾さんっぽい、って感じか。まあ、普通に生徒の名前大量に出さなきゃいけないから、一石二鳥ともいえるかもしれないけど。
 個人的に有明先輩のビジュアルはかなりよかったっす。このイラストに感化されて西尾さんが贔屓してくんないかなぁ。(あ、諫早先輩も何気にいいキャラしてたと思いますけど)


・べるぜバブ
 この漫画、ほんとおもしろい。やばい、笑い死ぬかもしれないと久しぶりに思った。
 別にそこまで画期的なギャグである、ってわけじゃないんですけどね。でもすげー好みですわ。ベル坊可愛いし。


・バクマン
 平丸さんが思った以上の変態でよかったです。あれ、突き抜けてなかったらただの厭味なやつですからね。
 ラスト、コージーと青木さんが組んだのはいいとして、そのあと中井さんいったい何をやらかすんだ!?


・サイレン
 祭さんと影虎さんがかっこよく「ここは任せろ!」をやったところはある意味予測できていたので大丈夫だったのですが、イアンの死亡だけはかなりこたえました。二人に対してぐちを言いながら死ぬまでけが人を治し続けたなんて……。


・銀魂
 ブチ切れ銀さんももう三週目。とうとう彼自身の口から本音が吐露されていきましたが、さすがに凄味が違うなぁ。
 最後に月詠が地雷亜を殺したのは予定調和といえばそうなのでしょうが、結局そうなるしかなかったのはちょっと悲しい感じだなぁ。


・ぬらりひょんの孫
 なんか夜リクオが可愛いんですけど……。
 掲載位置が怖いですが、なんとか持ちこたえてほしいです。



○週刊少年サンデー

・神のみぞ知る世界
 みなみ可愛いよみなみでお送りする攻略も今週で三週目。
 しかし、マジでみなみ可愛いな……。(弟との喧嘩がマジでいいかんじ。もう名前よりも弟が呼ぶ『バード』って相性の方がしっくりきちゃうくらい)

 少しずつ自分の『恋』の感情に気づいて行く描写がかなり良かったです。家族との些細な対応で変化が見られていくところとかよかったなぁ。
 ただ、それが桂馬に作られた感情であると考えたら、ちょっと悲しくもありますが。
 さて、来週はたぶん攻略終了かな。どういう決着に持っていく事やら。


・ハヤテのごとく!
 ヒナギクは可愛い。それはわかった。

 だから、いい加減話を進めてくれ………(最後のあの影がちゃんと話に絡んできますように)


・アラタカンガタリ
 今週からはほとんど忘れかけていた現代アラタの方の話。
 こっちはこっちでいい感じだよなぁ。革よりも迷いがない分、気持ちのいい主人公って感じがする。
 ただ、どうにもダブル主人公、って風に見えないのが難点か。


・いつわりびと空
 正直に申しますと、三週分くらい感想書き忘れていたこの作品。この三週は結構面白かったから書きたかったんだけどなぁ。
 とりあえず、先々週。マジで騙されている空に拍子ぬけ&爆笑しました。
 次に、先週。全部なかったことにしやがった空にもう笑いが止まりませんでした。
 で、今週。地味に閨が可愛いんですがどうでしょう?


・魔王
 もう、潤也さんパネェ、ってことで。

 今週はwebサンデーの方で読めたので、いち早く読んだのですが、もうワクテカが止まりませんでした。
 寺原息子に殴られて鼻血まみれの状態で「おれは普通だよ」と言い張る潤也がマジで怖い。もう笑えるレベル通り越しちゃってるよ……。
 そして、登場した鯨。来るとは思っていたけど、まさか鯨まで潤也が雇っているとは。いったいこいつ、どこまで金にものを言わせたんだ……。
 2ページ丸ごと使っての『清算しろ』には鳥肌が立ちました。やっぱり、この漫画は大ゴマの使い方がうまい。同じように大ゴマ連発する某漂白漫画に比べたら緊張感が違いますね、ほんと。

 さて、もうやりたい放題の潤也さんは、次にいったいどうするつもりか。来週も目を離せません。
 それはそうと、今週のカラー絵ですが、安藤兄が久しぶりに出てきたのはいいんですが、安藤のコメントはちょっとなんか違うなーと思ってしまいました。今の現状を知らない安藤のセリフ、って考えた方がいいかもな。


・はじめてのあく
 自画自賛がはなはだしいコメディー!

 というわけで、一週休みがかなり辛かったです。今週も面白かったぁ!
 そういえば、キョーコってスポーツ万能設定だったですよね。対するジローは、ふだんからマントに頼りきりの人間。でも、まさかここまで何もできないとは……。
 ジローが一晩中逆上がりの練習をしていたと思うと、なんかすげー胸がキュンとするような気がします。

 それはそうと、とうとうコミックス買いました!
 やべぇ、キョーコ可愛い! しかしそれが話数を重ねるごとにジロ-可愛い!に変わっていくことにびっくり。ぶっちゃけジローが一番の萌えキャラじゃい!



○週刊少年マガジン

・ネギま!
 夕映との再会。
 ここまで長かったなぁ、と思いつつ、顔を真っ赤にする夕映がホント可愛い。
 さて、これで仲間は全員そろ……って思ったら、考えてみたら今の明日菜って偽物でしたね……。
 こんな状態になって、次どうするつもりだろう。


・ツバサ
 やっと、やっと終わる、……そう思った瞬間に!

 休載! つーか、今までだってほとんど休載! ここまで話がとぎれとぎれになると、余計にわけわかんないじゃないか!

 今週の見どころは、やっとサクラが小狼に思いを伝えられたところだよなぁ。この二人の転生先が、いろんなところで言われているけど結局CCさくらの世界なんだろうか。


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『葉桜の季節に君を想うということ』 著/歌野晶午  感想

2009.05.18 *Mon
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
(2007/05)
歌野 晶午

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 「そうなんだよな、みんな、桜が紅葉すると知らないんだよ」



 前評判がよかったのと悪かったのがごっちゃだっただけに、ちょっと恐る恐ると読んだのですが、想像した以上に良かったです。

 ってか、完全にだまされました。途中、この構成には何か意味があるのか?と不安だったのですが、最後にちゃんとそれがつながってきたのでぐっときた。やっぱり、叙述をするからにはこういう風に意味があるものじゃないとだめだなぁと思います。



 こっから先、重要なネタバレ含むと思うので注意。


 感想、としては、ほんと作者の仕掛けにただ舌を巻いたというしかないのです。ずっと流れはサスペンスものっぽかったのに、伏線回収が行われた瞬間に、その構成にうまさに脱帽する。『若者』と『老人』の世代格差がうまく表れている。

 本書に関して、叙述トリックがわかった後に「で、それが?」という人がいるみたいですが、そういう人はミステリとしてこれを読むからいけないんだと思います。確かに本書は、発売当時のミステリ系の賞を総なめにしたくらいですし、また内容的にもミステリ要素がたくさんありますから、そういう風に見るのが当たり前のようになっているかもしれませんが、一番肝心の叙述、つまり成瀬の年齢に関しては、ミステリというよりも普通の文芸ものとしてみるべきだと思う。それが明かされることで彼の立場が変わり、老人と若者という二つの立場の対立の姿が見えてくる。そここそが、一番大切なところだと思うのです。

 僕は若者の立場なので、若者から見たら確かに老人は老害って風に見えたりもするんだろうな、と思ってしまうので、なんとも言いづらいです。ただ、蓬莱倶楽部みたいな主張は認めたらいけないな、とは思いますけれど。
 若者から見て、老人は何を考えているかまったくわからないものです。過去、確かにいろいろ大変な目に合っているんだろうけれど、でも今は何もせずただ年金だけ貰って悠々と暮らしている、と見てしまうのもわかるな、と思ってしまいます。
 けれど、それは老人から見た若者の姿も同じで、向こうからすれば、若者なんて何を考えて、何をやろうとしているかなんて何にもわからない。考え方も生きている環境もまったく違うのですから当たり前です。ぶっちゃけ、完全に分かり合える時なんてあるわけないとも思います。

 でも、最後の章で成瀬と節子が語り合うシーンで、若いころと老いた今で、何が違うことがある、と成瀬が言いますが、そこに意表を突かれた思いでした。
 確かに僕は、若者の目からしか老人を見ていなかったので、老いてしまったら全部やりつくして、もう欲求なんて何もなくなるんだろうな、などと漠然と思っていました。でも、そんなことはなくて、70年たった後でも、やっぱりやりたいことは尽きないし、わからないことはたくさんある。現実がどうなるかはなってみないとわかりませんが、まったく別物になるなんてことだけはないのだと、当たり前のことを言われてハッと我に返った気になりました。
 でも、違うようになることはなくても、成長はする、ということも表していたのがよかった。二十歳の時の探偵でヤクザでの体験なんかは、しっかりと成瀬の心に根付いている。そうして70になったときの成瀬の選択が、より映えてくるように思える。


 やっぱり構成がいいなぁ、と思います。一見意味がないように見えた構成も、あとで考えたら20と70での成瀬の生き方の違いを対比させているようにも見えるのですから。ミステリとして秀逸、というよりも、ただ『魅せ方』として秀逸だなぁ、と僕は思います。


 しかし、簡単に感想サイト回ってみたけれど、おんなじような感想が少なくてちょっと残念です。『だます、騙される』だけの話ではないと思うけどなぁ……。



 あと、個人的には『安藤士郎という生き方』がやばいぐらいにぐっときた。別にそんなに新しいことではないけれど、でも遺言書を読んでて震えが止まらなかった。
 そしてその死が無意味だとわかって立ち上がった成瀬の姿にもくるものがある。こういった、生き様を見せつけられるのはやっぱり好きです。



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週刊少年漫画 感想

2009.05.15 *Fri
 今週の週刊マンガの感想。


○週刊少年ジャンプ

・めだかボックス
 冷静になって読み返すと、読み切りの時よりもあくが抜けてるなぁという印象です。
 っていうか、めだかのキャラクターがよりわかりやすくなってる。極端な性善説を唱えているとか、超人ゆえに心配してくれる人が必要とか。読みきりの時にもその要素はあったけれど、こちらの方がより説得力があるよなぁと。

 西尾フィルター抜きにしても、普通に良作じゃないかと思います。つーか、ぶっちゃけ僕はこの読みきり版を、西尾原作って知らずに読んで「面白い!」と思ったくらいなので、話自体はかなり好きなんですよ。
 あとは、話をどれだけ広げられるかだよなぁ。個人的にはレギュラーキャラを増やしてほしいところなんだけど、西尾さんが原作だし、難しいか。少年漫画では王道でもあるところなので、やってほしいとは思いますけど。

 あと、絶対、『剣道サンバルカン』言いたいがために『剣道三倍段』出しただろ、西尾……。
 めだかの剣道部に対してした変なポーズは、ワンピースのハンコックのオマージュだと信じます。


・ワンピース
 ミスター1のクロコダイルへの忠誠にしびれました。過去、彼らの間にどんな物語があったんだろうか……。
 クロコダイルは、敵だったころからキャラとしては魅力的だったと思いますが、戦闘シーン見てるとやっぱいいよなぁと思います。かっこいいんだよな、ほんと。
 最後のコマの、いろんな意味で止まらないは本当にすごい。この漫画はどこまで盛り上がるんだ……。


・ナルト
 忍術の元が『忍宗』から来ている、という話は良かったと思う。それのおかげで、今まで『忍者』らしくないだろ、と思っていたのがある程度説明されたかと。(根本から違ったわけね……)

 しかし、長門の過去話も、悲惨っちゃ悲惨だけど、自分たちがやろうとしていたことを考えたらむしろ生ぬるいんじゃないかとも思う。だいたい、戦争中なんだから、裏切られることも前提で動けよ……。


・べるぜバブ
 まさかのバリハケンルート!
 いや、マジでこれバリハケン思い出すよ。展開としては結構面白いとは思いますけれど。

 しかし、男鹿が警官ぶっ飛ばすところの顔の凶悪なこと……。


・ブリーチ
 エスパーダにはそれぞれに死の形がある、って話はうまいと思いましたけど、ぶっちゃけ言うの遅いしうまく活用できていないやつもちらほら……。
 んー、ほんと設定は面白いんだけどなぁ。バトルがグダグダだったり大ゴマ使いすぎだったりで迫力が足りん。今回だって、日番谷がやられたと思ったらちゃんとよけてて不意打ちしたのに、その不意打ちはずしてかっこつけてるんじゃないよと。かっこつけることに精いっぱいで、バトルに緊張感がないんだよなぁ。
 せめて大ゴマは一話につき一つ程度にしてほしいところです。


・黒子のバスケ
 一瞬テニプリ化したかと思いましたが、そんなことはなさそうです。
 実際、古武術の動きを取り入れているバスケ部ってのが現実にあるらしいんですが、本当なんでしょうか。ネットでそういうことを言っている人がちらほらいたので。


・銀魂
 銀さんの切れっぷりがやばい……。
 今まで怒ったことはあったと思うけど、ここまで切れたことなかったような。マジで怖いっす。
 このまますんなり決着つくとは思えないのが怖い。


・サイレン
 タツオ生きてたのか!
 地球があんな風になっちゃった理由が明かされたりしましたが、それ以上にタツオ生存が一番うれしいです。なんだかまあ、たくましくなっちゃって。
 最後にヒリューと一緒に消えちゃいましたが、次に登場するのはいつになるだろう。


・スケットダンス
 …………。
 突っ込みどころいっぱいあるっていうか、納得いかないところいっぱいあるっていうか。うーん、福線ちゃんと貼ってあったから別に問題はないと思うけど、でもなんでわざわざここまでしたのだろうと思わないでもない。

 ただ、最後の『佑助』と『佐介』にはしびれました。そこだけは本当に良かった。



○週刊少年サンデー

・神のみぞ知る世界
 神様かっこよすぎです。
 しかし、やっぱり後輩キャラいいなぁ。それが隙ってのもあるけれど、単純に物語として面白い。
 みなみと弟の喧嘩にとても和みました。


・ハヤテのごとく!
 るーる? なにそれ、おいしいの?

 ヒナギクが正ヒロインじゃないのがとても惜しまれますね、まったく。


・アラタカンガタリ
 仲間ルート来たあああああああああ!

 なんでだろう、全然釈然としねぇ!


・魔王
 潤也さんパネェっす。
 二週開けたからか、もうテンションが最高潮です。蝉無双もやっぱりかっこいいけれど、それ以上に考次郎の「バカジャナイノー」に悩殺された。可愛すぎるぜこのショタ。
 ボウリング場で堂々と人殺しやっている時点で劇団が出てくるとは思っていたけれど、魅せ方うまかったなぁ。すると、やっぱり狙撃主を墜落させたのは槿さんの可能性が大きくなってきたな。
 来週は殺し屋大集合らしいですが、鯨とスズメバチも出てくるのでしょうか。他に伊坂作品で、殺し屋のストックってあったっけ?



○週刊少年マガジン

・はじめの一歩
 間柴さんが出てきた瞬間、作品の緊張感が変わりました。
 やっぱこうでないとね。ちょっと間柴さんはピリピリしすぎですが、板垣に比べたらやっぱこういう硬派な雰囲気がボクシングらしい。
 フリッカーもひさびさに見れて良かったです。


・花形
 相手のセリフの方がよっぽど雑魚キャラっぽいんですけど……
 まあ、ほぼ確実に花形が勝つでしょうけど。
 もう紅洋の方はいいから、早く飛雄馬の方出してくれ。向こうの方がだんぜんおもしろい。


・シバトラ
 ………………。
 一つ目の死体で安心してたら二つ目で絶望させられるとか、お約束展開なのにものすごく利いたぜ。

 しかし、これって少年誌でやっていい内容なの……?(展開がやばすぎだろ)

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『クドリャフカの順番』 著/米澤穂信  感想

2009.05.13 *Wed
クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)
(2008/05/24)
米澤 穂信

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 「期待っていうのは、諦めから出る言葉なんだよ」







 読み終わったのは三日ほど前です。



 そして、読み終わった瞬間、こう叫びました。





 うわ、おもしれえええええええええええぇぇぇ!




 どうも。今回はちょっと厚いから読むの大変そうだなぁとか思ってごめんなさい。『氷菓』と『愚者のエンドロール』よりも断然好きです。っていうか、読んでるときの入り込みがやばかった。

 別に話としてはそこまで大したことじゃないんだと思います。日常の謎を追う系の話ですし、文化祭の話で始終緩いかんじですし。ただ、登場人物たちの心情と、主題にかけられている思いがわかったときの感慨が半端なかった。


 この小説、主題は『期待』だそうです。


 最後の方の、里志と摩耶花の二人の、諦めざる負えないような感情が痛いほど伝わってきました。



 特に、摩耶花や河内先輩なんかが感じた思いは、僕も他人事じゃないんですよ。絶対的な、敵わないと思うような才能を見せ付けられた時。それも、身近な人で、自分の知り合いだったりしたら? それを潔く認められるには、諦めてなければいけませんから。
 河内先輩の気持ちは、本当に痛いほど想像できる。『夕べには骸に』を最後まで読めない気持ちは、何らかの創作をやったことがある人ならば誰だって理解できると思う。自分の理想に近い存在の完成形があったりなんてしたら、耐えられはしない。

 僕は幸い、今まで自分が目指しているものの理想的な状態というのは、作家さんでしか見たことがないのでそうでもないですが、身近な人に、絶対にかなわないと思うくらいの才能を見せつけられたら、どうなっちゃうだろう。
 実は、一度そうなりかけたことはあるんです。その友人は、別に作家を目指しているわけじゃなくて、ただある作家の文章に影響受けただけだったんですけど、その友人の書いた文章は、たぶん自分じゃ絶対に書けないだろうって思いました。
 それまで、同じように作家志望の人がいても、自分とたいていやりたいことが違ったので、たとえどんなにうまくても、素直に称賛できていたんですよね。でも、ここでいう彼は、たぶん自分と近しいものが好きな人だったので、余計に怖かった。
 彼がもし本気で作家を目指したり、真剣に創作に打ち込んでたりしたら、ちょっとヤバかったかもしれない。

 そういった意味もあって、河内先輩の告白や、摩耶花が最後に『夕べには骸に』と『ボディートーク』のことを思って、自分の作品のことを思った時の我慢できなくなった感情は、痛いほどわかっちゃう。でもがんばれ摩耶花。そうやって人は成長していくんだ。


 あと、序盤の方の『どんな作品も主観の名のもとに等価』って議論は、個人的に結構興味深かった。
 河内先輩の言ってたことは、ちょっと極論すぎて半ば暴論ですけど、でもそれに納得しちゃう自分がいたんですよね。最初は、「酷いなこの人」と思ってたんですけど、よく考えれば考えるほど、それって僕が一番言いたかったことに近かったりします。っていうか、「『面白くない』と積極的に言うことが害悪なら、『面白い』と積極的に言うことも、害悪になりえる」っていう理論を、否定しきれなかったんですよね。
 僕は『面白くない』って意見を言うことを毛嫌いしています。少なくとも、言うならば納得のいく理由がほしいし、またそんなに面白くないんなら何で読むのをやめないんだ、と思います。これは、単純にそういった負の意見が嫌いってのが大半ですが、その中には『面白くない』ということによって、本当にその小説がおもしろくないかのような印象を与えてしまうことが嫌なわけです。
 要するに、負の意見を言うことで負の印象を与えるのは害悪だ、と僕は言いたいのですが、もしこれが、『誰かの印象に影響を与えることが害悪』って意味ならば、逆に正の意見を言うことで誰かに正の意識を与えることも、害悪と呼べるのではないか。
 これを否定できる材料がないのが、僕の敗因。
 まあ、河内先輩自身は本気で言っていたわけではなさそうですが、でも、たぶん心の奥で少しくらいは思ってたんだろうなぁ。



 さて、創作方面ばっか話してしまいましたが。


 他の見せ場も、面白言っちゃ面白かったんですよ。っていうか、今回は古典部メンバー四人全員に視点が当たったから、余計にテンションが上がるんですよ。
 第一作、第二作は、おもに奉太郎視点で話が進みましたから、自然と奉太郎の心情重視になっていたんですよね。特に第二作目は、省エネ主義を掲げながら、それでも何かになりたいと思う奉太郎の気持ちが切なくて青々しくて良かった。それが、今回は他のメンバーでも見られるわけです。

 摩耶花に関しては上で言いましたが、里志の「データベースは結論を出せないんだ」にはギリ、と歯を噛むような気分になりました。
 里志にしてみれば、当たり前のことだとわかっているんだけど、でも『期待』したかったんだろうな、と思う。いや、むしろ言うならば『期待したくなかった』のか。最終的に奉太郎に期待するしかなくて、自分はあきらめることしかできない、ってのはやっぱりちょっと残酷です。ひょうひょうとしているキャラは、最後までひょうひょうとしていましたが、でもちょっとだけ漏れた『弱さ』は、やっぱり耐えられなかった悔しさから出るものだと思う。それをさらすのが摩耶花の前だっていうのも、なんだかんだで心開いているよなぁ、と思ったり思わなかったり。

 千反田えるに関してだけは、ちょっとよくわからなかったんだけど、要するに彼女はどこまでいっても誰かに『期待する』ことしかできないし、またどんなに自分が頑張ろうとしても、結果的に誰かに『期待する』ことになる、ってことかな?
 実際入須先輩が言ってたけど、彼女の『お願い』は無条件の期待に直結してますしね。頼られることで気合の入る男もいるかもしれないけれど、そういう『媚』が嫌いな人間もたくさんいるし。



 そんなわけで、今回は奉太郎よりも他のメンバーの方に焦点を当てた話だったと思います。

 また、そういった主題に関することだけじゃなくて、小ネタも十分面白かったと思います。「氷菓」を200部刷っちゃってから始まる物語。もう、いろんなところで笑わせてもらいました。個人的には、「『氷菓』を売るのに忙しくてちょっとわからないが」を二回言ったところがツボでした。


 思春期にはだれもが悩む、でも結論までは出せない、そんな切ない物語だったと思います。



 PS:
 書き忘れましたが、摩耶花のコスプレについて。鳥を見ると縮む刑事さんって、『七色いんこ』の千里万里子ですよね! うっはー、テンションあがるわ!
 他のは全然わかりませんでしたが、これだけは一発でわかった! ってか、縮んだ方かよ摩耶花! よっぽど童顔なんだな……。
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『”文学少女”と神に挑む作家 上・下』 著/野村美月  感想

2009.05.11 *Mon
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“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)
(2008/08/30)
野村 美月

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 僕も、狭き門をくぐろう。
 その先へ進もう。





 文学少女シリーズ、最終巻。


 そこ、「いまさら?」とか言わない! 諸事情があって今まで読まなかったんだ! 決して最終巻を読むのが面倒だったとか、前評判があれすぎて読みのが怖かったとかそういうんじゃないからな!

 そうだ、そういうんじゃないんだ。


 ……………。



 心葉は琴吹さんに土下座すべきだと思います。





 さて、本音を吐露したところで、真面目に内容に行きましょうか。

 そうはいっても、正直読み込み自体はちょっと甘いかなぁと思うので、あんまりいいことは書けないんですよね。実際、上巻読んだの一年近く前で、最近下巻読んだわけでして。上下の間に一年もの間をあけるとかアホだろと思わないでもないですが。


 とりあえず感想を連ねていくとしたら、上の土下座ネタにもつながるのですが、心葉の割り切りがちょっとあれだったかなぁと思わないでもなかったりするくらいです。

 ホント、これは個人的な意見なのであんまり強くも言えないんですが、心葉と遠子先輩の関係って、この作中でいう『白い結婚』みたいなものであるべきだろうと思ってたんですよね。男女間の友情、だなんてことは言いませんが、あくまで男と女、というステージじゃないところでつながるべきだろうと思っていたんです。
 まあ、それも流人が泣きついてきたときに勢いで岩手にまで行ったところで、ちょっと絶望的になりましたが。

 心葉の心情も理解できないわけじゃないんですけどね。とっさの状況になったとき、この先心葉は絶対に遠子先輩を選んじゃうだろうし。自分の本音に気づいてすっぱりと琴吹さんとの関係を清算させたところは、へたれ主人公にしては称賛すべきところだと思います。けれど、……うーん、どうなんだろうな。少なくとも琴吹さんに対して恋愛感情を持っていたっていうのが引っかかるんだよなぁ。遠子先輩への思いが強いと言っても、そうも簡単に清算できるもんなんだろうか。と思ってしまうわけです。

 そんなわけで、上記のネタになります。っていうか、ぶっちゃけ半分はネタじゃない。すっぱりと決断した意思はすごいけど、彼の決断は琴吹さんとか周りから見たら、足蹴にされても仕方がないくらい残酷なことだし。




 さて、他の所に行こうか。


 何気に、この話の中では叶子さんが好きです。
 いや、確かに彼女の冷たい言葉とかにイラっとこないわけではないんですが、それでも彼女の生き方は凄いなぁと素直に思うんです。『作家になるということは一人で狭き門をくぐるようなもの』。そう言い切れるような意志が、本当にすごい。
 実際そうなんだろうな、と思ってしまうから余計なんですよね。別に、叶子さんが語るほどひどいとは思いませんが、それでもそれくらいの気概は持っていないと、作品の発表なんてできないでしょうし。それに、過去の文豪がそうであるように、やっぱり自分の身を削って書いた小説っていうものは後々に語り継がれるものです。

 最後に叶子さんが『白い結婚』をしていた相手がだれかがわかったとき、余計に鳥肌が立ちました。その切なくて狂おしいような気持ちが想像できて苦しい。ちょっと狂気入っているようにも思えますけれど、ほんとわが子を捧げてもいいと思うくらい愛してたんだろうなぁ。

 そんなわけで、一番のツンデレさんである櫻井叶子さんに僕は一番感情移入してしまったというわけでした。
 ……なんでよりによって。(でも、同じような人絶対いっぱいいると思うけど)



 さて、他はどうするか。
 いろんな登場人物たちのその後については思うところがないわけじゃないですが、正直、心葉・遠子先輩・琴吹さんの三人を中心とした顛末の方が印象的すぎてどうでもいいんだよな(オイ)

 心葉が琴吹さんに別れを告げるときのところはかなり好き。自分の名前を呼んでと頼んで、心葉が「ななせ」と呼んだ次の琴吹さんのセリフにはやられました。
 そのあと去る前に、未練たらしくすがりつこうとするセリフを吐いたところがまた切なかった。すっぱり吹っ切れてなかったところがリアルだなぁ。


 心葉と遠子先輩の別れの方は、恥も外聞もなくして、泣きながら追いすがっている心葉がよかった。うん、真逆の感想だけどさ、でもそれくらいの止められない激情を吐き出している姿って、やっぱりいいな、と思うんですよ。理性取っ払って感情を前面に押し出すってことは、なかなかできないですから。
 キスしちゃったところは、やっぱそういう関係になっちゃうんだよなーと思ったりもしちゃうんですが。白い結婚っていいよなぁ。


 まあ、それから六年間はぶっちゃけ白い結婚だったわけですが。


 前に進もうと決意した後の心葉がどういう生き方をしたかはわかりませんが、ずっと一途だったことだけは確かか。ここまで来るともう恋じゃないんだよな。『ぼくの恋は、別れたこのとき、はじまった』ってあるけど、正直ここまで行くと恋じゃなくて愛だろ、と思ってしまう自分がいたり。
 このあと担当編集者と作家という立場で、どういう物語が展開されるんだろうか、とも思ったりはするのですが、そこは正に蛇足ですよね。最後の叙情感がよかったので、ここはそれに浸っておくとします。




 ……しかし、思ったよりも長くなったなぁ。


 ホント、僕は『白い結婚』ってフレーズが好きなんですよね。そうじゃなくても、恋愛通り越した絆のようなものにあこがれまして、そういう関係に心葉と遠子先輩はなって欲しいな、と思っていたから「むぅ」と思ったり。

 でも、だからといって悪かったわけじゃありません。実際最後はよかった。うん、買って損はない。




 さて、あとは番外編と短編集読んで、次に続編だ!
 個人的に『後輩キャラ』というのが大好きでして、期待は高まる一方です。(つっても、心葉と後輩がそういう関係になることは絶対にあり得ないですが……)
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『無貌伝 ”双児の子ら”』 著/望月守宮  感想

2009.05.08 *Fri
無貌伝 ~双児の子ら~ (講談社ノベルス)無貌伝 ~双児の子ら~ (講談社ノベルス)
(2008/01/09)
望月 守宮

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 「俺は……、間違ったことをしたのかな?」



 第四十回メフィスト賞受賞作。
 なんかすごく評判いいので気になっていたのですが、先日図書館で借りることができました。


 結論から言うと、面白かったです。
 夢中になるほどではないですが、素直にうまいなぁと思えるところがたくさんあって。特に話の構成と世界観は凄いなぁと思います。ヒトデナシっていう、ファンタジー要素をうまくミステリーに絡めている。作者の中で世界観がしっかりしているから、こういうのが書けるんだと思います。

 この作品で一番魅力的なのが、そのヒトデナシで、諱乗りのところとかすごくかっこいいなぁと思います。特に、最後の『巾裂』のところは熱くなりました。あと、匂色の特徴から推理を進めていくところなんかは、自然と絡めていったところがうまいとも思います。
 この設定は他にもいろいろ使いどころがあるなぁ。ただの能力に収まらないところがいい。使うのが人間以外ですからね。偶発的に起こったというのもいいし、またわざとそうなる状況を作ったりするのも面白そう。そこを次の作品でもうまく使ってくれることを祈ります。


 ただ、キャラクター造形はちょっと弱いかなぁとも思います。ミステリーにありがちな話ではありますが、この小説の場合は、登場人物の立っているものと立っていないものの差が激しい気がします。たとえば、霞と芹のキャラは最初からぶれずに立っていたけれど、秋津と望の二人はキャラのブレが目立つ感じも。特にはじめの対面から、即助手への流れはやっぱり違和感があります。
 失敗した探偵と、まだ未来を知らない少年という立ち位置がいいだけに、所々のブレが残念なんですよね。望に関しては、成長していく過程がいいのでまだかまわないんですが、秋津がところどころよくわからないのがちょっと残念。その代り、秋津の後悔が現れるシーンはかなり好きなんですが(だから余計に、もったいない感じも)
 あと、榎木家内で真人と園田の二人以外が印象に残りにくい気がしたんですが、僕だけかな。登場出番がある程度あった人たちよりも、極端に少なかった真人の方が人間味を感じたんですよね。創次に関しては、最後あたりである程度挽回したんですけど。
 キャラものとして読まなければいい、とも思うんですが、この話の形式の場合、登場人物の心情は結構大切だと思うんですよね。殺人の理由が、ちょっと感情移入しにくいというかなんというか。

 望の成長は本当に良かったんですけどね。最初は、ほんと望の性格がよくわからなかったんですが、無貌と対面してからは、自分というものを見つけたように確固たる意志で行動し始めますし。ラストの決戦は、成長したってのを感じさせるいい展開でした。



 次の作品からは、秋津のことをもっと掘り下げてほしいな。望との関係も、あそこからゆっくりと信頼関係を築いていってくれたらうれしい。

 宣伝文に負けないくらいの面白さはあったと思います。
 ただ……なんで推薦文の中の、比べられる作家が、西尾維新と辻村深月なんだろうかとちょっと悩みどころ。森博嗣は何となくわかるんですけどね。やっぱり傾向が似ているから、ってことかな。

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週刊少年漫画 感想

2009.05.03 *Sun


○週刊少年ジャンプ

・ワンピース
 この展開、熱くなる以外にどうしろという!?

 やっとクロコダイルが出てきたと思ったら、仲間になってすげーテンションあがってます。しかも、ジンベエまで仲間になったし。話が進むたびに、ルフィ一行のレベルがどんどん上がっていく……。
 あと問題は、クロコダイルが裏切らなきゃいいんですけどね……


・黒子のバスケ
 監督が不憫だ……
 いや、そこはやっぱ喜んでおこうよ。女の子に恥かかせちゃだめでしょ、ね!?

 っていうか、バスケ部内での監督の立ち位置がよくわかったネタですな。


・バクマン
 さようなら、服部さん。こんにちわ、うざい人。

 ……悪い人じゃなさそうですけどね。でもうざいなぁ。
 この担当替えが、純粋な成長につながるのか、それとも挫折のきっかけになるのかは気になるところです。
 あと、プロ意識も芽生えてない高校生に女性のアシスタントを当てるってのはちとまずいんじゃと思ったり思わなかったり。そこも問題になってくるかなぁ。


・BLUST!
 アイシールドの作者が書いてるってのは絵柄をみて気づいたんですけど、この人こういうのも書けるのね。
 話は純粋に面白かったです。連載するとしたら、もっと風呂敷を広げられるような要素もたくさんあるし。アイシールド21が終わったら、すぐにでも連載できるように考えているのかな。

 ……しかし、連載抱えながら読みきりとか、化物だな。(アイシールドの方も手は抜いていないし)


・べるぜバブ
 公園デビューに吹いた。
 次のべるぜLOVEるにも期待大!


・スケットダンス
 スイッチと妹の会話が、なんか見ててよかった。

 ここで双子を出してきたのはどういう意図があるんだろうか。天涯孤独じゃない、ってことを言うにしても、もうボッスンは一応答えだしちゃってる状態だし。
 あと、まさか椿が双子の片割れとかいうオチか……


・銀魂
 マジギレ銀さん怖い……
 やっぱり、師弟関係ってのを侮辱されたのが理由だろうか。ここまで切れてる銀さんって、下手したら初めてなんじゃないか?

 あと、やっぱ全蔵かっこいいっす。ブス専以外はかっこいいよ全蔵。


・サイレン
 フレデリカの服のサイズ=雨宮の服のサイズ
 フレデリカの胸のサイズ=雨宮の胸のサイズ
 アゲハの突っ込みに、二人同時に切れているのに笑いました。(ただ、雨宮怖すぎ……)



○週刊少年サンデー

・結界師
 土壇場で無想忘れやがった良守はいったい何考えてるんだ!?
 ちょっと前まであんなにかっこよかったのに……

 ここいらでじいちゃんばあちゃんが助けに来てくれたらいいんですが、やっぱそう、うまくはいかないよなぁ。


・ハヤテのごとく!
 扉絵のギルバート、なんかかっこよくないですか?

 内容は、もうひたすらヒナギクのサービス回ですな。
 最後はお約束に本気モードに突入してくれて、うれしい限りです。


・神のみぞ知る世界
 後輩キャラ来たーーーーーーーッ!

 正直に言いますと、このときを待っていました!
 おお、テンションあがるぜ。ですます調のしゃべりかたする後輩なんて、僕のツボ直球だぁ!

 このままヒロイン視点から攻略の過程を見るのもなかなか面白いんじゃないかなぁと思います。
 まあ、次以降が本当に楽しみです。


・絶対可憐チルドレン
 クーデター計画が最高すぎる。
 ご褒美の話を出したとたんに真面目になる三人は、なんだかんだで子供だよなぁ。

 あと、最後に兵部が出てくるのは、もうお約束ですよね。この展開、何回見たことだろう……


・はじめてのあく
 コミックス第一巻が5月22日頃発売のコメディー
 絶対買います。

 今週は、一言。ロミジュリ最高だぜ!
 ああ、もう。ジュリエットに成りきったキョーコにせめられて顔真っ赤にしているジローがもうッ!
 まあ、ジュリエットになりきったキョーコもかなりかわいかったですけど。



○週刊少年マガジン

・はじめの一歩
 どうも、板垣のターンになると面白くないのは、たぶん全部才能で片づけてるからだよなぁ。
 A級トーナメントで、スピード重視のあの二人と対戦した時に、どうなるかが見ものです。


・エデンの檻
 ……これで、周りの男たちが全員ロリコンだったとかいうオチだったら笑うよ。(まあ、普通に大森さんに欲情してたし、それはないか)
 つーかザジはいい加減空気を読むようにしてほしいな……。


・花形
 ……やっと、やっと試合が始まった。
 正直ここ2,3週は嫌悪感が走って読んでなかったんですよね。……どうも、花形マンセーっていうかなんていうか。
 早く飛雄馬とか左門とかが出てほしい。(ぶっちゃけ花形サイドよりも面白いんだもん)


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『バカとテストと召喚獣』 著/井上堅二  感想

2009.05.01 *Fri
バカとテストと召喚獣 6 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣 6 (ファミ通文庫)
(2009/04/30)
井上 堅二

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 「ここから先は本気だクソ野郎」




 バカテスシリーズも気づけばこれで七作目。なんかあんまり巻数重ねてなかった印象があったんですけど、四月から八月までの間に七冊も使っちゃったかー。

 でも、やっぱりこのシリーズはコンスタントに面白いなぁ。安心して読めるシリーズです。これも大体会話で笑わせるパターンが多いのですが、もう七冊も読んでいるのに飽きずに笑える。ってか、毎回毎回絶対に爆笑できる最高のネタを仕込んでくれますからね。

 特に今回で言うと、P131の挿絵のあの人とか……。ページ数確認するために適当に開いたら一発で探し当てるとかどんだけだよ……。あれはもう、最強の爆発力です。イラストとのコラボがナイスです。(あと、あれは対策の方も面白かった)
 あと今回の笑いどころでいえば……いかん。ありすぎてどれを選んでいいのかわからん。ババァ長とかは油断していたところだったのでむせるほど笑いましたし、アレクサンドロス大王は、まだ続いてるのかそのネタ、と笑いました。あと、肝試し中は、こんにゃくでトリップする馬鹿二人には、息がつらくなるくらい笑いました。



 はじめは、もう六巻(+一巻)だし、そろそろネタにも慣れてきたかなぁとか舐めててすみません。この作品はマジですごいです。舞台設定とかキャラクターとか、ほんとにちゃんと把握していらっしゃる……。



 笑いどころばかり書きましたが、それに加えて、物語の方も結構面白いです。

 今回は特に、姫路さんが頑張った。常夏コンビに啖呵切るところは、王道だから予想できていたとはいえ、それでもぐっと来るものがありました。イラストの効果も凄いですよね。純粋に明久のことを優しいと思っているからこそ、あそこまで馬鹿にされたら我慢できなかった、というのがしっかりと伝わってきます。
 そしてそのあとで、雄二と明久が本気になるところも、王道展開で熱かったです。自分たちのことはどうでもいいけど、姫路さんのことを馬鹿にしたのだけは許せない。その気概が、男をかっこよく見せる!

 こういう王道展開って、流れが決まっているからこそ、魅せるのは難しいんですよね。それでも、明久たちの本気がかっこよく見えるのは、やっぱり作者の力量だと思います。相手の常夏コンビも、ほんとにいい具合に、嫌なキャラとして立っていましたし。


 ただ、正直恋愛方面に関しては、ちょっとあざとすぎるかもなぁと思わないでもないです。
 鈍すぎる主人公ってのがそもそもあんまり好きじゃないのが原因でもあるんですが、どうもおなじことを繰り返しているように見えるんですよね。美波も姫路さんもかなり頑張ってるのに、それが毎回毎回から回るのは見ててなんだかなーと思ったり。
 まあ、単に僕がラブコメ合ってないだけなんでしょうけど。ラブコメの魅力って、実際そういうじれったいところですからね。(同じじれったいにしても、お約束のじれったさと、その後の展開につながるじれったさで全然変わったりもするんですけどね)



 そんなこんなで、相変わらず面白かったです。

 いやあ、高校生活っていいなぁorz(もう一度戻りたいなどと、もう早言い始めてる大学一年)

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プロフィール

西織

Author:西織
大学に入学を果たしたただの読書好き。

拍手がえしに関してはこちらでご覧ください。
http://blogvote.fc2.com/pickup/emptyreader


年齢:19
誕生日:九月九日
血液型:A型
趣味:読書
夢:作家(前途多難)


主に好きな作家
・西尾維新(番外位)

・奈須きのこ
・辻村深月
・佐藤友哉
・竹宮ゆゆこ

上記の作家の全ての作品を愛しています。

主に好きな漫画家
・児玉樹
・荒井チェリー
・椿いづみ
・福本伸行

漫画の神
・手塚治虫


補足
西尾維新の傑作はきみぼくシリーズだと思って日々を生きています。あのよさをわからない人間が多くて残念に思う。(とくに四作目)
そんな僕は生粋の西尾信者なので、いくらでも語れますし、いくらでも語りつくしてやりますよ。


『空っぽの知識』の別館ですが、よろしくお願いします。
http://tukimaturi.blog89.fc2.com/

初めての方は、カテゴリ内の『未分類』を先に読んでください。



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