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『世界平和は一家団欒のあとに 7』 著/橋本和也  感想

2009.08.29 *Sat
世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)
(2009/04/10)
橋本 和也

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 一度こうと決めて意地を張ったなら、最後まで貫き通さなきゃ駄目だ。




 というわけで、遅ればせながら星弓一家の家族物語第七巻。八巻が発売したばかりだというのに、僕はやっと七巻ですたい。
 図書館で見かけないと借りようとしなかったけど、うーん、今回ものすごく面白かったし、やっぱり欲しいなぁ。けど、もう八巻だもんなぁ……。巻数が多くなると、どんどん買いづらくなる……。

 それはおいておいて、七巻目。今回でやっと、弟の刻人くんの話がやってきました。今までいまいちぱっとしなかった刻人ですが、やっとメインの話を得て、なんとなくそのキャラが立ってきたような気がします。
 一度こうと決めたことは、何が何でも貫き通す頑固者。こういう融通きかないやつは、結構好きです。自分の信念を貫き通すというのは、やっぱり王道でしょ。





 というわけで、これからは内容踏まえた感想。






 刻人かっけー。
 そして軋人は、情けないけどもっとかっけー!

 とりあえずそんな、兄弟喧嘩の話でした。
 しっかし、ずげースケールのでかい兄弟喧嘩だなおい。万が一軋人が負けたらその瞬間世界終りって、そんな状態で「万が一はない」とかぼやきながら、その万が一になっちゃった軋人残念。っていうか、ある意味で一巻の焼き回しですよねこれ。
 一巻の時に自分がどれだけ食い下がって、その結果今の状態になったかを思ったら、刻人がどれだけ粘るかわかりそうなものですけどね。

 というわけで、兄貴は正義の味方。弟は彼女の味方。

 ほんと、こういう維持のぶつかり合いは面白いなぁ。しかも、刻人の一番の特徴がその頑固さというから、なおさらそのしぶとさがわかります。ほんと、どっちが主人公だよ、って感じですね。

 といっても、軋人の方も、ただ情けないだけじゃなくて、ちゃんと兄貴としての意地を通します。「兄貴が弟に負けたらカッコつかないだろ!」と言って、満身創痍で放つバックドロップが素敵すぎる。また、好きな女の子のために世界を危険にさらす弟のために奔走するところとか、やっぱり兄貴としていいなぁ。




 しかし、野郎同士のがちバトルもよかったけれど、刻人と梢の関係が少しずつ変わっていく様子も見ていて面白かったです。ちょっとドロドロ感が足りないかなぁとも思うのですが、この作品だったらこれくらいあっさりでさわやかな方がいいようにも思えますし。
 梢に取り付いていた神が登場して、刻人と対面したところは、なんていうか燃えました。兄貴を越えて、その果てに現れた最後の壁。そこに前座でしかいられない刻人がどういう風に対処するのかがすごくわくわくして、そこで交わされる言葉の一つ一つがいいなぁと思えます。
 結局、最終的には刻人の頑張りが報われた、という形だったのですが、そこに至るまでの過程と、刻人の強い意地をみているので、すんなりと納得できました。というか、最後の神の口調がちょっとさびしくて、じんときちゃいました。あー、こういうのって、べただけどいいよなぁ。最上だからこその孤独。結局はそんな神の戯れで救われちゃったのですけど。
 そして、最後の梢の母親との対面シーン。それぞれが相手のことを考えて、すれ違ってしまっているというのはやっぱり良くある話ですが、こうしてあらわされるとすげー切ないです。その分、見えないところでちゃんと通じ合っていたんだとわかると、ああ、よかったなぁって思えるんですよね。
 不器用な刻人だからこそ、安心させることができたところがよかったです。





 最後に。柚島さん、もうちょっとデレてくれてもいいと思うんだけど……。おもに軋人が可哀そうで。
 表紙まで飾っているのに、いまいち活躍が少なかった柚島さんに合掌。次の話は彼女メインみたいなので、楽しみです。


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『世界平和は一家団欒のあとに 5』 著/橋本和也  感想

2009.04.08 *Wed
世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン (電撃文庫)
(2008/07/10)
橋本 和也

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 「彼女を家に連れて帰るのは、僕の役目だ」




 このシリーズ、結構好きなんですけど、どうにも買うタイミングを逃してずるずると図書館で借りています。
 引っ越して以来周りに大きな図書館がなくなった所為で借りれなくなっちゃったんですが……。とりあえず小さな図書館で見つけたので喜んで借りた次第です。

 んー。この巻読んで、やっぱり面白かったし、機会があったらそろえようかなぁ。





 この五巻の内容は、夫婦げんかして家出した母親を連れ帰るお話。土下座する勢いで謝る父親だが、なかなか母親は許してくれない。そんなところで、背後で何やら後ろ暗い策略が……



 しかし、このシリーズは本当に、いつも結構重い問題持ってくるのに、最後には『自分にとって本当に大切なもの』でしめてくれるからいい。
 確かに、そんなに簡単に決めちゃっていいの? と思うんですが、それでも家族や仲間を選ぶことに意味がある。そんな風に思わせてくれます。
 一巻のときから一貫した考え方。主人公の軋人や、そのほかのキャラクターにとって、一番大切なのは家族であり、仲間であり、そういった身近なもの。世界の危機を何度も救うくらいとんでもないステージにいる彼ら彼女らは、それでも自分たちの本当に大切なものを最後には選ぶ。そんな開き直ったところが、うそくさくなくていいかんじです。


 まあ、ばかみたいな設定で面白おかしく、うまい具合にやってくれるのも魅力の一つですね。
 そもそもパワーバランスがおかしいせかいなので、突っ込みどころは満載ですが、そんなものを突っ込むような作品じゃないし。とりあえず、最強のはずの七姉ぇが負けるシーンはいつも笑える。


 あと、親父さんがかっこいいんです。五巻においても、最高にきざったらしい男を演じてくれました。ある程度展開は予想できていたといっても、やっぱり最後に登場してくれたところはしびれました。三巻で初めて出てきた人ですが、その時から本当にかっこいい。へたれ属性もありますけどね。やっぱりひょうひょうとしたキャラクターってのは、いざって時にかっこよくなるからいい。

 また、ヒロイン……と呼ぶにはちょっと不憫な柚島さんは、ハッキリ言って一番好きです。あー、この子主体の話があってもいいはずなのに。作者はじらしているのか? どうなのだ?




 とりあえず、五巻まで読みました。六巻はもう出てるし、そろそろ新刊が出るんだっけな。この機に買っとこうかなぁ。



 まあ、そんなわけで。短いですがこの辺で。

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プロフィール

西織

Author:西織
大学に入学を果たしたただの読書好き。

拍手がえしに関してはこちらでご覧ください。
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年齢:19
誕生日:九月九日
血液型:A型
趣味:読書
夢:作家(前途多難)


主に好きな作家
・西尾維新(番外位)

・奈須きのこ
・辻村深月
・佐藤友哉
・竹宮ゆゆこ

上記の作家の全ての作品を愛しています。

主に好きな漫画家
・児玉樹
・荒井チェリー
・椿いづみ
・福本伸行

漫画の神
・手塚治虫


補足
西尾維新の傑作はきみぼくシリーズだと思って日々を生きています。あのよさをわからない人間が多くて残念に思う。(とくに四作目)
そんな僕は生粋の西尾信者なので、いくらでも語れますし、いくらでも語りつくしてやりますよ。


『空っぽの知識』の別館ですが、よろしくお願いします。
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